当院で出しているうがい薬について
本日は当院でお出ししている、うがい薬について紹介させていただきます。
主な使用方法としては
◎歯を抜いた方の感染予防対策
◎歯茎が腫れて膿みが出ている、炎症がある方への口腔内消毒薬
として殺菌効果がある、ネオステリングリーンといううがい薬をお出してしています。
このうがい薬は、希釈してお使い頂くものになりますので、使用量はこちらになります。
歯を抜いた方の感染予防対策として使っていただくときには、およそ10~20倍に希釈し使っていただくことになります。また歯茎が腫れて膿みが出ている、炎症がある方への口腔内消毒薬として使っていただくときには、およそ50倍に希釈し使っていただくことになります。
お会計の際に、まだ余ってるのでと言われる事もありますが、日常でお使い頂いても大丈夫ですよ。その際は、写真右側の【口腔内の消毒の場合】の希釈量でお使いください。
帰宅後の毎日のうがい薬、出先でどうしても歯磨き出来ない時にブラッシングの代わりにはなりませんが、ネオステリングリーンでうがいした後は、爽快感がありお口の中がスッキリするので、不快感を和らげる為にお使いいただくのも良いのではと思っております。
歯科医院では、このネオステリングリーン、イソジン、アズノールうがい薬などの処方が多いようです。私が調べたところによると、この3種類の洗口剤は、浮遊菌に対しての殺菌効果があるようです。ただし、すべての菌種に対して一番殺菌効果があるのがネオステリングリーンで、すべての菌種に対して殺菌抑制効果が少なかった洗口剤はアズノールうがい薬でした。
ネオステリングリーンは、その主成分がベンゼトニウム塩化物で広い抗菌スペクトルを持った強力な殺菌作用があります。そのうえ低刺激のため、粘膜や創部の細菌感染の予防ができます。また、歯肉炎関連細菌に対しても殺菌作用があることが分かっています。細菌増殖抑制効果もベンゼトニウム塩化物の殺菌作用が関係していると考えられます。
また、当院では、歯科治療前の歯磨きできていない時にもこのネオステリングリーンをお使い頂けるように、当院トイレ前の洗面スペースに、紙コップをおいていますので、どうぞご自由にお使いください。
あくまでも補助的な使い方の紹介です。先ほども書きましたが、歯磨きの代わりにはなりませんので、ご自身で歯磨きできる時は、しっかりとブラッシングして下さいね。
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