酸蝕歯ってなに?
みなさんこんにちは!
さかの歯科歯科衛生士のY.Tです。
年が明けたと思いきや1月が行き、2月が逃げ終わりかけて…時間が経つのは早いですね!
いきなり個人的なお知らせにはなりますが、この度私は妊娠致しました!
さて、そこでクイズです。お腹の中の赤ちゃんは、いつ頃歯の元になる部分が作られ始めるでしょうか?
正解は…妊娠2ヶ月です!
さらにお口の中では舌の元になる部分もこの時期に発達し始めます。
まだ目も鼻も耳もはっきり出来ていないような時期なのに、早いですよね〜!
学生時代に習った時には「妊娠2ヶ月」と言われても全くイメージが湧かず、丸暗記で覚えた記憶がありますが、実際に自分自身で体感すると、お腹もまだ出ていないのに、本当に!?とびっくりしてしまいます。
そしてお母さんは「つわり」…ある方もない方もいるとは思いますが、あった方は聞くだけでも嫌な響きですよね…。まさに今、私は絶賛つわり中で苦しんでます(笑)
つわりで吐いてしまうと、胃酸などの胃の内容物が食道に逆流して、食道がただれるだけではなく、歯が溶ける病気「酸蝕症(酸蝕歯)」を引きおこすことがあります。
胃液はph1~2の強酸のため、胃酸が逆流して口の中に入ると、歯は酸によって溶かされていきます。
放置すると象牙質が見えてきて知覚過敏のような症状や、歯の表面が弱くなっているので虫歯になりやすくなります。
一度酸蝕歯となってしまったら、自然に元に戻すことはできません。
対策としては知覚過敏が出ているようなら、薬剤の塗布で知覚過敏を緩和するなどの対症療法となります。あとは胃液が歯に接した場合にはすぐに口をゆすぐ様にしましょう。
この様な時期は食べづわりを軽減させる為に食事を分けて取る方も多いと思います。食事回数が増えることで口腔内を唾液が満たす時間が減り、その結果、むし歯にもなりやすくなってしまいます。
つまり、お母さんはお口の中のトラブルのリスクが急激に高まります!!!
お腹が大きくなってから歯医者に通うのはかなり大変だと思うので、出来るだけ早い段階で虫歯治療を終わらせておくこと、歯周病のメインテナンスをしっかりと行っておくことをおすすめします。
世の中のお母さんたち、一緒に頑張りましょう!
医療法人さかの歯科
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