エナメル質形成不全症とは?
みなさん、こんにちは (≧∇≦*)
さかの歯科、歯科衛生士のC,Fです。
10月17日、院長先生と竹の里小学校へ学校歯科検診に行って来ました。
昭和と比べ平成の子供の数はかなり減っていますが、子供一人一人のむし歯の数も減っています。
歯科医院への通院目的も治療より定期検診やフッ素塗布、クリーニング・シーラントなど予防のためとシフトされてきているようです。
これは自治体の医療助成の取り組みや、保護者の皆様の意識と行動の変化によるものであり、とても良い傾向だと思います。
竹の里小学校の検診でもむし歯のある子供さんは、思っていたより少なかったのですが、エナメル質形成不全の子供さんが数名おられました。エナメル質は、歯の表面の硬い組織で、内側の象牙質や神経を守る働きがあるのですが、エナメル質形成不全症はエナメル質の密度が荒く、防御機能が弱くなっています。
永久歯の前歯、第一大臼歯(6歳臼歯)にみられることが多いのですが、特に奥歯は噛んだ時の強い力により欠けやすく汚れも溜まりやすいのでムシ歯が発生しやすくなります。
エナメル質形成不全症と診断された歯を大事に守って使い続けるには、予防・早期治療・経過観察が大切です。
歯科医院ではフッ素塗布、定期検診、メンテナンスを継続し、お家でのセルフケアとしては大人による仕上げ磨きや市販のフッ素入り歯磨剤やジェルを使うことが考えられます。
歯ブラシは奥歯まで磨けるよう小さめのヘッドを選び、研磨剤の入った歯磨剤は使用しないようにした方が良いと思われます。
学校検診のあと子供さんが用紙を貰って帰って来られたら、まず中身をよく確認して下さい。
ムシ歯だけでなく歯ぐき、歯並び、清掃状態などチェック項目は色々あります。
エナメル質形成不全など聞き慣れない病名が書いてあっても不安がらず出来るだけ早く歯科医院へ行くようにして下さいね。
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