リステリンで酒気帯び?

随分と前の話ですが、車の酒気帯び運転の検問で、こんなことがあったそうです。

酒臭くなければ、検問にひっかからないと考えたOLさんが、コロンを口に吹きかけ、口臭予防をしたそうです。そうすると呼気中のアルコール濃度の検出値が上昇してしまい、泥酔と判定されたことが実際にあったそうです。コメディーのような事件ですが、笑いごととではありませんね。

ご存知のように、クルマの酒気帯び運転かどうかの判断として、呼気中のアルコール濃度を検出します。

飲酒運転(酒気帯び運転)の基準は、次の2つの基準のどちらかいずれかに該当した場合です。

❶血液1mlにつき0.3mg(血中アルコール濃度0.03%)
❷呼気1リットルにつき0.15mg以上

上記のアルコール濃度で車を運転すると、酒気帯び運転になるそうです。

とても分かりにくいので、私が調べたところ、体重70kgの人であれば、缶ビール1本(350ml)で酒気帯び運転の基準に達するようです。

しかし、今回のように、口臭対策の製品の中には、アルコール成分が入っていることがあり、検問時にこのアルコールが検出されてしまったのでしょうね。

リステリン

たとえば、口腔内洗浄液として有名なリステリンなども、意外にアルコール濃度が高いようです。リステリン原液でうがいした直後から15分程度は、充分に酒気帯び運転レベルのアルコール濃度になるそうです。

余談にはなりますが、リステリンには、チモール、1,8-シネオール、L-メントール、サリチル酸メチルの4つの有効成分が含まれており、以下の3つの効果があります。

①殺菌効果
40秒間、口をゆすぐと、口腔内の細菌を死滅させることができます、そして12時間プラークの増殖や歯肉炎を予防できる。
奥深くのプラークにも浸透し、殺菌する(40秒間口をゆすいだ後の、40分後の殺菌率は75%)
3倍以上に希釈しても、主要な口腔内細を増殖することができる。

②口臭予防
口臭の原因になる口腔内の細菌を殺菌できるので、口臭の改善にも大きな効果が期待できます。特に口臭が気になる方は、歯磨きの後にリステリンを使用されることが効果的です。

③虫歯予防
リステリンの殺菌効果による、虫歯の予防が期待できます。歯磨き後にリステリンで口をゆすぐことで、歯の表面にある細菌を殺菌できます。

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歯周病治療

笑い話のようですが、クルマの酒気帯び運転にされたら、たまったものではないです。お気を付けくださいね。

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