フッ素の効果

今回は、フッ素の効果についてお話しさせていただきます。

食事をすると、酸が発生して、その酸によって、歯に含まれているミネラルが溶け出してしまいます。通常は、唾液には緩衝作用という働きがあり、食事により溶け出したミネラルは、元の状態に戻ります。

フッ素は、これを助ける働きがあります。つまり、フッ素は、食事により溶け出したミネラルを元の状態に戻す修復作用があり、健康な歯を守ってくれます。

また、フッ素には、虫歯になりにくい強い歯にする効果があります。

 

そのうえ、フッ素には、虫歯菌の活動を弱める働きもあります。フッ素は虫歯菌の出す酸の量を抑えることができます。

 

 

 

 

 

 

フッ素は危険?と10~20年前は悪いイメージを持たれた方がおられました。通常歯科医院や学校で使用するフッ素は、使い方やフッ素の量や濃度もきちんと決まっています。きちんと使えば人体に悪影響を及ぼすことはありません。

 

虫歯予防のフッ素塗布には、自宅で塗布する方法と、歯医者さんで塗布してもらう方法があります。

自宅で塗布する方法は、フッ素の濃度もかなり薄いものとなっており、効果も弱いといえます。一方歯医者さんでのフッ素は濃度も濃く、3~6か月に一度、定期的に通院して塗布すればむし歯の予防効果も十分獲得できます。

 

検診やおそうじの際に、歯医者さんに定期的に塗布してもらうとよいでしょう。

 

また、フッ素は、歯が生え始めたばかりの赤ちゃんにもとても有効です。

乳前歯が生えそろってくる1歳頃から、フッ素塗布を始めても早すぎることはないですよ。

 

フッ素をするか考えている方、ぜひお子さんと一緒に相談に来てくださいね★

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL