歯の痛みが自然におさまってしまった
痛くなった歯を放置していたら、自然に痛みがおさまってしまったことはありませんか?
これは、次のようなケースと考えられます。
①ほんの一時的な知覚過敏で、痛みがおさまればそのままで問題ない場合です。
②とても深い虫歯の場合、痛い時期を通り過ぎると、いったん痛みがなくなってくることがあります。しかしこれは治ったわけではありません。
歯髄の達する虫歯だったため、生きていた歯髄が死んでしまったということです。
このままさらに放っておくと、虫歯菌が根の先まで到達してしまいます。そして膿みができてきて、腫れが出ることもあり、とてもやっかいなことになります。
当然、治療期間も長くなります。
③歯周病の急性炎症で、歯茎が腫れて痛みが出た場合です。
この場合も、自然に痛みがなくなることがありますが、これは膿が自然に破れて、中に貯まった膿みが外に排出されただけです。
この状態をさらに放っておくと、歯周病はさらに進んでしまいます。
そして、歯を支える骨がますます溶けて、なくなっていきます。そして歯茎の腫れと痛みを繰り返していきます。
最悪の場合は歯がグラグラになって、抜けてしまいます。
①以外は自然に痛みがなくなったとはいっても、放置しておくと将来大変なことになります。
とにかく、少しでも痛くなったら、あるいはおかしいなと思ったら、自身で勝手に判断しないで、歯医者さんに診てもらうのが一番です。
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