「シュガーレス」と「ノンシュガー」の違いは?
「シュガーレス」と「ノンシュガー」は、同じ意味と考えている方も多いのではないでしょうか?
時々、患者さんから聞かれることがあります。
これらはどのように違うのでしょうか。
ブログを書く機会なので、シュガーレスとノンシュガーの言葉の定義をいろいろ調べてみたました。
1996年までは「シュガーレス」と「ノンシュガー」は次のように区別されていました。
①「シュガーレス」
食品中に砂糖や果糖、ブドウ糖など全く糖を含まないものをいいます。つまり「シュガーレス」は虫歯の原因になる糖を含まないことを示しています。
砂糖の代わりに、甘味料を使っている。つまり、甘味料は虫歯の原因となる酸を作らないので、虫歯になりにくいといえます。
②「ノンシュガー」
食品中に砂糖が使用されていないものをいいます。しかし砂糖の代わりに、ブドウ糖や水飴などを使っている。つまり、虫歯菌によりブドウ糖や水飴は酸になるので、砂糖ほどではないが、虫歯ができる可能性が高いといえます。
ただし、1998年から栄養改善法の改正により、
「シュガーレス」=「ノンシュガー」となりました。
そして食品に含まれる糖類の含有量が0.5g/100g(飲料は0.5g/100ml)以下である。
つまり、糖類の含有量が百グラム当たり0.5グラム未満なら「ノン」や「レス」と使われるようになったそうです。
そして、この糖類とは、砂糖やぶどう糖、果糖のことを意味しているとのことです。砂糖だけではなく、そのうえ、ノンカロリーでもないようです。
しかし、甘味って、ムシバだけでなく、糖尿病の人などにも関心のある問題なようで、ガムやアメなどについても、よく質問されることがあります。
虫歯だけではなく、歯周病にも関係してくるので、歯周病の予防にも配慮していくことも重要ですね。
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