歯と喫煙について

皆さん、こんにちは、

さかの歯科・歯科衛生士のS.Mです。(^^)

 

またコロナ患者数が増えてきましたね、皆さんもお気をつけて下さい。

 

今回は喫煙、タバコとお口の関係についてお話をしたいと思います。

喫煙がお口の健康にも影響があるのはみなさんご存知ですか?

 

タバコは良くないと言うのは聞いたことがあると思います。

タバコは多くの化学物質が含まれており、そのうちの約200種類のものが有害物質なのです。また発がん物質が40種類以上だそうです!

 

ニコチン、タール、一酸化炭素がタバコの三大有害物質と言われています。

 

この中で歯に関係があるのは一酸化炭素です。

一酸化炭素は、血液中のヘモグロビンと結びつくと、体への酸素供給が妨げられるので酸素が送られなくなってしまいます。

 

一酸化炭素がヘモグロビンと結合することにより血液の色自体も黒くなります。歯ぐきは暗紫色になってしまいます。

メラニン色素の沈着も認められるほか、歯肉がロール状になりゴツゴツとしてきます。

 

まあ、口腔・咽頭がんの発生率が上がり、味覚が鈍くなったり、口臭を悪化させる原因になります。

1980年代頃より、喫煙者と非喫煙者で歯周病の進行具合に差があることが発見され現在では喫煙は歯周病の大きなリスク要因としています。

 

非喫煙者と比較した時、喫煙者の歯周病の罹患リスクは2.7倍だそうです。

そして、歯の喪失は10年も早まるといわれています!

 

生体の免疫機能が喫煙により妨げられるので、歯周病にかかりやすいのです。

ニコチンの血管収縮作用で炎症症状が隠れてしまい、歯周病が進行しても出血などの自覚症状が分からなくなります。

そのため、歯周病の発見が遅れてしまい、いつのまにか重度の歯周病になっていたということがあります。

 

また、受動喫煙や三次喫煙でも、お口の中へ影響がでます。

周りの環境も大切です。

 

歯周病を改善するには禁煙が有効です。

 

喫煙とお口の関係、とても怖いですね。

禁煙により歯周病予防、体への悪影響を軽減できるのです。

 

お口の状態について予防や早期発見につながるためにも、日頃から定期的に検診をおすすめしています。

お待ちしています(^^)

 

 

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