ドライマウスとは
こんにちは、歯科衛生士のS.Mです(^^)
蒸し暑い日が続きますが、体調にはお気をつけてください。
今回はドライマウスについてお話したいと思います。
ドライマウスというのは口腔乾燥症とも呼ばれるもので、口の中が乾燥してしまう状態のことを言います。
近年増えている女性に多い現代病だそうです。
唾液には、保湿や潤滑、浄化、粘膜の保護、食べ物の消化など色々な作用があります。唾液が不足することにより多様な病態が引き起こされます。
ドライマウスになるとどうなるのでしょうか。
1.虫歯や歯周病になりやすくなる
唾液が少なくなることで口腔内が洗浄されず、悪いバイ菌も増えます。それにより虫歯や歯周病というような感染症にかかりやすくなります。
2.口臭の原因になる
口腔内が細菌であふれているので、臭いも強くなります。
3.痛みを起こしやすくなる
口腔内の粘膜が唾液で十分に保護されていないと、粘膜に傷がつきやすくなり、お口の粘膜に痛みを感じたり、口内炎がよくできる原因になります。
4.飲み込みにくくなり消化も悪くなる
物を飲み込む時には唾液が大きな役割を果たしています。唾液が少なくなると物が飲み込みづらく、また唾液で食物が消化されない為、胃腸にも負担がかかってしまいます。
5.風邪にかかりやすくなる
唾液が少なくなると、外からのウイルスやバイ菌に対して免疫力が働きにくく、感染症になりやすいです。
6.誤嚥性肺炎になりやすくなる
高齢者の場合、唾液が少なく飲み込めないことにより、食べ物が間違って気道に入り誤嚥性肺炎が起こりやすくなります。
治療法としては、原因が分かっていればその原因に対する治療を行う必要があります。
例えば入れ歯があっていなくて十分に咬めない為唾液の分泌が減っている…などであれば入れ歯調整をしましょう。また、対症療法として洗口液や口腔用軟膏、保湿スプレー、保湿ゲルなどが用いられます。
唾液分泌を促進する食べ物(梅干しレモン等)や、唾液腺マッサージも機能回復効果があります。気になる方はぜひ試してみて下さい(^^)
医療法人さかの歯科
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