アルジネート型取りとセレックの違い

こんにちは。副院長の坂野美恵です。

毎年6月は食育月間に設定されており、食べることの大切さを再確認する季節です。

 

食事の満足感を得るため大切なのは、やはり「噛むこと」です。

食育の一環としても、しっかりと歯のケアを心掛けましょう。

健康的な食事と歯のケアを通じて、食育月間を有意義に過ごせるといいですね。

 

 

さて、今回は歯のケアのお話の一環として、むし歯などの治療の際に行う型取りについてご紹介したいと思います。

 

 

歯に詰め物や被せ物をするときには、お一人お一人のお口にピッタリ合わせるために、歯の型取りが必要になってきます。

 

歯の型取り方法には2種類あります。

 

アルジネート型取りと、セレック型取りです。

 

どちらも耳慣れない言葉だと思いますので、簡単に説明していきますね。

 

 

■アルジネート型取り

 

こちらは多くの方が経験したことのある型取り方法だと思います。

 

お口の中にピンク色の柔らかい粘土のような材料を入れて歯型をとるアレです。

 

取った歯型は、お口の模型を作るため石膏を流し、無事に固まったら技工所へ送ります。

 

技工所では歯科技工士さんがロウで形を作り、さらに作った形に金属を流し込みます。

すると酸化まみれの黒い金属物が出来るので、それを研磨してピカピカにして治療に使う被せ物が完成するのです。

 

技工士さんの協力なくしてはできない方法です。

 

技工所は模型に戻した上で、エンドウ歯科医院に送り返してくれます。

 

最後に当院で患者さんのお口で調整して仕上げとなります。

 

 

■セレック型取り

 

一方こちらは新しい型取り方法です。

ペンライトで歯をスキャンして、皆さんの歯型のデータをセレックというコンピュータに送ります。

 

 

 

そしてコンピュータの3D画面上で被せ物を設計して、そのまま機械で削り出したら完成です。

 

アルジネート型取りと比べると手順が非常に少ないのがわかりますね。

 

最後に患者さんのお口に装着して、咬み合わせを確認して仕上げます。

 

 

セレック型取りは、特にアルジネート型取りが苦手だった方にとって嬉しい選択肢となります。

 

実際の治療の際には、しっかりとご説明をして、患者さまに合った最適な方法で治療を進めてまいります。

 

気になることや、ご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

 

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