虫歯菌の力をチエック その1
みなさん、こんにちは (^◇^)
さかの歯科、歯科衛生士のN,Kです。すっかり寒くなってきました。皆さん、体調管理は大丈夫ですか?
さて今回から、何回かに分けて、虫歯について、お話したいと思います。
私が以前勤めていた小児歯科医院にカリオスタットと呼ばれる検査がありました。日本語では齲蝕活動性試験,と呼ばれ虫歯菌の活動性を調べるもので、全患者さんに行っていました。
具体的には、歯の表面を軽く綿棒で拭い、唾液を採取します。次にそれを特殊な砂糖水に入れ密封し、口腔内と同じ温度で3日分培養します。
液体の色は最初は青です。細菌が酸を作る力が強いほど液体の色が黄色に変化していきます。その色の変化具合で1.0から3.0まで数字によって指標化します。
一般に
1.5までが虫歯になりにくいと言われ、2.0以上になると 虫歯になりやすい口腔内と判断します。
この記録を元にして、患者さんに 間食を含む食餌指導をします。驚くことに、全く歯磨きをしていないお口の中でも良い数値が出たり逆にピカピカの歯でも悪い値が出たりすることが多いのです。つまりこの検査ではその方のここ1か月間の食生活の改善性の可否を判断し、なるべく虫歯になりにくい口腔内を維持していこう、という目標で行っています。
ではどんな点をどのように改善すればいいのか、患者さん自身や保護者の方に生活全体について、事細かにカウンセリングして、一緒に考えていく、という形で行っていくのです。
また 次回の時に そのあたりのことについて触れて行きます。
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