⻭周病と妊娠・出産の関係について
こんにちは。副院長の坂野美恵です。
11月29日は何の日でしょう?
答えは『いい肉の日』です。
皆さんも美味しいお肉を召し上がってみてはいかがでしょうか。
お肉をはじめ、美味しい食事を楽しむためにはお口の健康がとても重要です。
お口の健康を保つには、正しい知識でセルフケアと定期チェックの重要性を理解することが不可欠です。
そこで今回は、歯周病と妊娠・出産の関連性についてお話ししたいと思います。

歯周病はお口の中の感染症で、細菌によって感染します 。
セルフケアを怠り、口の中に歯垢がたまっていると、その歯垢の中の細菌によって歯茎が炎症を起こし、歯周病の初期段階である歯肉炎になってしまいます。
しかし、生活習慣にかかわらず歯周病になりやすいお口の環境になってしまうケースがあります。
それが、妊娠している場合です。
妊娠中は、女性ホルモンの働きにより、唾液の分泌量が減少します。
唾液による殺菌作用も同時に低下するため、歯肉炎、歯周病を引き起こしやすい状態になってしまうのです。
また、妊娠中の歯周病は早産、低体重児のリスクを上げることもわかっています。
これは、歯周病菌による炎症で発生する炎症物質が、陣痛や子宮筋の収縮を引き起こしてしまう可能性があるためです。
こうしたことから、妊娠~出産の期間を母子ともに健康に過ごすには、お母さんのお口のケアがとても重要であることがわかります。
しかし、お口のケアの重要性はわかっていても、つわりによってどうしても不規則な食事になってしまう、口の中に歯ブラシを入れるのがつらい、といったケースも多くあります。
そんな場合も、プロに相談して状況に応じたケアや治療を取り入れることが大切です。
つわりで歯科治療を受けられるか不安、という方も一人で悩まず、ぜひご相談ください。
自分も赤ちゃんも健やかに過ごせるよう、妊娠中も歯科医院での定期的なチェック・予防をしっかり行いましょう!
医療法人さかの歯科
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