さすがキシリトールガム!1日何個?子供もオススメな正しい摂取方法とは

皆さんこんにちは^^さかの歯科・歯科医師の坂野果琳です。

ガムの中に当たり前のように配合されているキシリトールですが、なんとなく「歯に良さそうだけど実際どんな効果があるの?」「効果的な摂取方法は?」「一日何個食べたらいいの?」と思っていませんか?

キシリトールの効果を理解すると、効率よく虫歯予防に近づくことができます。

お子様の虫歯予防にオススメな食べ方もご説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

今回はどこでも目にする、キシリトールについてお話したいと思います。

キシリトールガム

 

 

 

 

 

 

キシリトールガムに配合されているキシリトールとは?

キシリトールとは多くの人が「なんとなく歯によさそう」と言う印象をもっておられるのではないでしょうか?

簡単に言うと、「むし歯にならない甘いもの」それがキシリトールです。

キシリトールは甘いので、虫歯の原因菌がお砂糖だと勘違いをして摂取しようとしますが、菌の餌にならないだけでなく菌のエネルギーを消耗する力があるのです!

むし歯の原因は色々ありますが、その一番の原因は、口の中のミュータンス菌(むし歯菌)です。

キシリトールは、むし歯の原因となるミュータンス菌をコントロールできる唯一の甘味料です。

口の中には様々な菌がいますが、キシリトールはその中のミュータンス菌を弱らせて、減らしてくれる力を持っています。

 

キシリトールガムの効果とは?

キシリトールガムはキシリトールが配合されたガムなのですが、ガムなので長い時間歯に停滞するのが大きなメリットです。

長時間噛むことで唾液も分泌されるので、間食の代わりに噛んだり、食後すぐ10分以上噛むと虫歯の原因となるミュータンス菌の活動を抑えてくれます。

キシリトールは人工甘味料なのでお砂糖とは違いますが、お砂糖と同程度の甘さなので、美味しく噛むことができます。

また妊婦さんが噛むと、赤ちゃんの虫歯予防にもなりますのでママにもオススメです。

 

染め出し

 

 

 

 

 

この画像のように手軽にプラークコントロールができ、虫歯菌を抑制することができます。

キシリトールガムは予防歯科になる?

最近歯ブラシのCMでも”予防歯科”という言葉を耳にすることが増えました。

予防歯科とは、お口の病気を未然に防ぐために行うお口のケアです。

特に虫歯・歯周病はお口の2大疾患と呼ばれ、予防が重要視されています。

歯周病はご自身でコントロールが難しいと言われていますが、虫歯はご自身でコントロール出来るので、ぜひ今日からキシリトールガムを摂取して予防歯科を初めてみましょう。

効果的なキシリトールガムの取り方とは?

1日何回食べたらいい?

キシリトールガムの効果的な摂り方ですが、まずは、一日を通して少量を回数多く摂るのが理想です。

例えば、あまり虫歯にならない方は一日に3回、虫歯になりやすい人は1日に5回くらい摂取するのが理想です。

そして、継続して毎日摂取すると効果が維持され、虫歯予防につながります。

いつ食べたらいい?

キシリトールガムを食べる時間帯ですが、食後や間食の後に摂るのが理想的です。

出来れば食後10分以内にキシリトールを摂取すると効果的と言われています。

しかし、絶対にこの時間帯に食べなくてはいけない!などの決まりはないので、食べれそうなタイミングで手軽に摂取していただくのが一番無理もなくオススメな方法です。

あまり深く考えずにこまめに摂取するようにしましょう。

どれくらい続けたらいい?

虫歯の形成はゆっくり進んでいき、段々歯が黒ずんできて穴が開きます。

キシリトールガムは虫歯にならないための予防歯科なので、1・2回食べたぐらいでは効果は出にくいです。

大体3か月以上キシリトールガムを続けていただくと、効果が出やすいのでぜひ習慣化してお試し下さい。

キシリトールガムの選び方は?

今、店頭にはたくさんのキシリトールガムが並んでいます。

どのガムを選んだらいいのか分からないですよね。

キシリトールガムで一番大切なのは、キシリトールもしくは、キシリトールが主に使われているシュガーレス製品を摂取することです。

例えば、その製品に使用されている甘味料の50%以上がキシリトールであることが理想です。

スーパーやドラックストアに売られているキシリトールガムは、虫歯を形成する糖分が入ったものも販売されているので、わからない時には歯科医院専売のキシリトールガムを選ぶと間違いないですよ^^

 

 

 

 

 

 

キシリトールガムを食べる時に気を付けることは?

以下にキシリトールガムを摂取する時に気を付けるべきことをご説明します。

・キシリトールが50%以上含まれるものを選ぶ(100%が望ましい)

糖類を含まないものを選択する

・食べ過ぎるとお腹がゆるくなる

・絶対に虫歯が出来ないわけではない

・小さな子供にはガムを与えない

子供に効果的なキシリトールの摂取方法は?

お子様にも虫歯予防でキシリトールを摂取させたい親御様は多いかと思います。

しかしガムはまだ誤飲の心配もあるので渡せないですよね。

そんな時はキシリトールタブレットもオススメです!

ラムネ感覚で食べていただけるので、お子様も喜んで食べてくれると人気の高い商品です。

誤飲対策で穴が開いているものもあるので、保護者の方の見守りの元、お食事後に1粒あげてみるのはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

まとめ

キシリトールの力によって、お口の中でむし歯を作りにくい善い菌が増えていきます。

しかしキシリトールガムを食べれば虫歯にならないというわけではありません。

キシリトールは悪魔でも虫歯予防をサポートする補助用具ですので、毎日の歯磨きを丁寧に行い、歯医者での定期健診もしっかり受けるようにしましょう!

歯磨きや食生活、メンテナンス、むし歯予防には色々な要素がありますが、キシリトールガムなどを噛むことはラクにおいしくむし歯予防が出来る1つの方法かもしれませんね^^

 

 

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