ブリッジ・インプラントのケアポイント!効果的な方法について
こんにちは^^さかの歯科・副院長の坂野美恵です。
11月も終わり、あっという間に年末ですね。
さかの歯科では日頃から、患者様にフロスを使ったお手入れをおすすめしていますが、皆さんは毎日のケアに取り入れていますか?
特に ブリッジ や インプラント が入っている方は、天然の歯とはお手入れ方法に“違い”があるため、専用のケアがとても大切です。
今回はブリッジやインプラントにスポットを当てて、ケア方法についてご説明致します。

ブリッジのお手入れは必須!専用フロスでトラブル予防
ブリッジは両隣の歯を使って人工歯を固定するため、歯と歯ぐきの間に小さなすき間ができやすい構造になっています。
そのため汚れが溜まりやすく、放置すると…
・歯ぐきの炎症
・歯周病
・口臭
・二次虫歯
・被せ物の不適合
といったトラブルを起こしやすくなります。
ブリッジ専用フロス「スーパーフロス」とは?
さかの歯科でおすすめしているのが、スーパーフロスです。
<特徴>
・先端が細く硬いため ブリッジ下に通しやすい
・中央はスポンジ状で 歯ぐきを傷つけず汚れをキャッチ
<使い方>
①硬い先端をブリッジと歯ぐきの間に通す
②ふわふわ部分を前後に動かしながら汚れを除去
③左右へ移動して全体を清掃
掃除後は「詰まりが取れてスッキリ!」と感じる方が多いです。
ブリッジがある方には、ぜひ毎日のお手入れに取り入れてほしい道具です。
特にポンティックと言われる架け橋の中間の歯の下に汚れが溜まると、歯肉の炎症を起こしフロスを通すと痛みやすくなります。
そのため日ごろのケアがとても重要です。

インプラントのお手入れはとても重要です!
「インプラントは人工の歯だから虫歯にならないし、お手入れは簡単ですよね?」
と聞かれることがありますが…実は インプラントこそ毎日の丁寧なケアが必要なんです。
インプラントは歯周病ではなく“インプラント周囲炎”になる
インプラント自体は虫歯にはなりませんが、
歯ぐきや骨の部分は天然の歯と同じように炎症を起こします。
これが「インプラント周囲炎」。放置するとインプラントが支えを失い、抜け落ちることもあります。
インプラントの周りで歯周病が進行していると考えていただくと想像しやすいですよね。
せっかく入れたインプラントもなるべく長くご使用できるよう、正しいケア方法を身につけましょう。
インプラントのお手入れ方法とは?
・フロス …… 天然歯以上にしっかり通す
・タフトブラシ …… インプラントの根元を丁寧に磨く
・柔らかめの歯ブラシ …… 歯ぐきを傷つけないように
インプラントは汚れが付きやすい“境目”があるため、ブリッジとはまた違うケアが必要です。
さかの歯科では治療後に、お口に合った専用のお手入れ方法をお伝えしていますので、気軽にご相談ください。
さらに虫歯予防には「フッ素」が効果的です
さらによく質問されるフッ素 についてご説明致します。
フッ素(元素記号 F)は、歯のエナメル質を強くして酸に溶けにくくする働きがあり、世界中で虫歯予防に活用されています。
フッ素の働き
- 歯を強くする(エナメル質の強化)
- 初期虫歯の修復(再石灰化作用)
- 虫歯菌の活動抑制
特に 生えたばかりの歯はフッ素を取り込みやすいため、子どもの時期のフッ素塗布はとても効果的です。
さらにブリッジの根元部分や天然歯にも効果があるので、積極的に取り入れましょう。
フッ素の注意事項
フッ素は取り扱いに注意が必要な事があります。
理由は、誤ってフッ素を大量に摂取すると「フッ素中毒症」の心配があるからです。
さらにインプラントとフッ素の相性もあまり良くないので、注意が必要です。
①子供の手の届かないところで保管する
②つけすぎや誤飲を防ぐ
③インプラントの周りには塗布しない
誤ってフッ素を大量に摂取してしまった時には「牛乳」を飲むことでフッ素が結合し症状が緩和される事があります。
その後、お早めに医療機関に受診するようにしましょう。

まとめ
天然歯・ブリッジ・インプラント、それぞれお手入れ方法が違います
お口の状態は一人ひとり違うため、最適なお手入れ方法も異なります。
特にブリッジとインプラント周りはお手入れが難しい部分なので、スーパーフロスやインプラント用歯ブラシ、フッ素配合の歯磨き粉などを上手に取り入れ、健康的なお口を保ちましょう。
気になることがあれば、いつでもさかの歯科のスタッフまでお声かけくださいね。
医療法人さかの歯科
〒610-1146
京都府京都市西京区大原野西境谷町2−14-13
洛西ニュータウン 境谷センター商店街内
TEL:075-331-7070
URL:https://sakanoshika.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CfLjKV1yR4GCEAE
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL

この投稿へのコメント