抜歯後に時々起こるドライソケットについて

こんにちは。副院長の坂野美恵です。
4月も半ばを過ぎ、新年度の慌ただしさも少し落ち着いたころでしょうか。

忙しい日々の中で、少しでもゆっくりしたいところかもしれませんが、「お口のケアがおろそかになっている」ということはありませんか?
気になるところがある方は、早めに治療をスタートさせましょう!

さて、タイトルにもあります「ドライソケット」
耳慣れない名前ですが、これは抜歯後に起こり得る症状の一つです。

今回はこの「ドライソケット」 についてお話したいと思います。

 

ドライソケットとは、抜歯をした後、何らかの原因で血餅(けっぺい)、いわゆる、かさぶたのようなものができなかったり、剥がれたりすることが原因で起こります。

通常、抜歯後の傷口は、抜歯した穴を赤っぽいブヨブヨしたゼリー状のもの(血の塊、血餅)に覆われている状態になり、それが徐々に粘膜に変化していきます。
しかし、これができないと、傷口を覆うものがなく、抜歯した穴の骨が露出した状態になり、痛みを感じたり、骨が炎症を起こしたりするなど、「ドライソケット」に繋がってしまうのです。

ですが、抜歯をしたからといって、即ドライソケットにつながるわけではありません。
ドライソケットになる確率自体は僅か数%で、自然にしていれば順調に回復します。

ドライソケットにならないために。抜歯の後、気をつけていただきたいのは以下の3つです。

・うがいを何度もする
・喫煙をする
・舌で傷口を触る

どれも抜歯後の傷口が気になって、してしまいがちな行動ではありますが、これらの行為は回復を遅らせてしまいます。

食事をした際に、食べかすが抜歯した穴に入ってしまうことがあるかもしれません。
ですが、食べかすがそのまま取り込まれるようなことはなく、傷口が治るときには自然に押し出されます。

ですので、安心して、自然の回復力に任せましょう。

それでももし、抜歯後2~3日たっても痛みがなくならない、もしくは強くなり続いている、などの症状がある場合はドライソケットの疑いがあります。

その場合は無理に我慢しようとせず、お早めに受診してください。

当院では治療前に十分な説明を心がけておりますが、ご不安な点などありましたら、お気軽にお声がけください。

 

 

 

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