どうして親知らずは痛くなるのでしょうか?

こんにちは。副院長の坂野美恵です。
この時期が旬の魚として知られる、さより。
関東では「春告魚」とも呼ばれるそうです。

さよりには、歯を丈夫にする、カルシウムが豊富に含まれています。
美味しく食べて、さらにお口の健康も手に入れてみてはいかがでしょうか。

さて、そのようにお口の健康に気を使っていても、痛くなることがあるのが、親知らずです。

今回は親知らずが痛む原因について触れてみたいと思います。

 

親知らずとは、第3大臼歯・智歯とも呼ばれ、歯の一番奥に生えてくる永久歯です。

親が歯の生え初めを知らないくらいまで成長した20歳前後に生える事が多いので、「親知らず」と呼ばれています。

親知らずが痛む主な原因には、以下の4点が挙げられます 。

・歯が生える萌出(ほうしゅつ)に伴う痛み
歯茎から飛び出そうと、歯肉や隣の歯を押したり、歯肉を突き破る痛み。

・虫歯、歯周病
親知らずは一番奥に位置するため、歯ブラシが行き届かないことが多く、生え方によってはより手入れがしづらくなり、細菌が溜まりやすくなります。
そのため、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

・智歯歯周炎
いわゆる歯肉炎です。
隣の歯との隙間の磨き残しなどから、細菌が増殖し歯肉が炎症を起こし、痛みを発します。

・歯性感染症
上記で紹介した、むし歯や歯周病、智歯周囲炎などの炎症が周囲の組織にまで波及して起きる疾患の総称です。

特に歯性感染症は顎骨骨膜炎、化膿性リンパ節炎など、重篤な炎症に繋がる可能性があるので注意が必要です。

親知らずから痛みや違和感が出るのは、何かしらのサインです。

奥歯が重い。歯茎が腫れぼったい気がする。など、何かおかしいと感じたら、まずは歯科に相談しましょう。

親知らずは目に見えにくく、自分ではなかなか管理のしにくい歯です。
ですので、プロの力を借りて、健やかな環境の維持に努めましょう。

定期的なメンテナンスなどで、トラブルを未然に防ぐことが、一番のお勧めです。

 

 

 

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