歯科金属アレルギーの講習会に行ってきました。

2018年6月2日に、歯科金属アレルギーの講習会がありました。「歯科金属アレルギーをちゃんと考える -経験した2000症例からわかったこと」という題目での講習会でした。

演者は、高永和先生で、歯科金属アレルギーの分野では日本でも第一人者として有名な先生です。

2016年4月1日から,歯科金属を原因とする金属アレルギーを有する患者に限り、大臼歯にも硬質レジンジャケット冠およびCAD/CAM冠が、社会保険で算定できるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

ただし、これは1928年にFleischmannが,アマルガム(水銀)による口内炎と肛門周囲炎の歯科金属アレルギー症例を、世界で初めて報告してからやっと約90年目にできたものです。

また、一方では、歯科金属アレルギーの研究については、その多くが疫学調査や症例報告であり、具体的な治療に言及するものが少ない。つまり歯科金属アレルギー治療に対するガイドラインが整備される状況には至っていない状況です。

その結果,臨床現場では各術者により様々な方法で治療が行われており、その中にはエビデンスに乏しく不適切なものも散見されています。

歯科金属アレルギーの治療により、難治性皮膚疾患、アトピー性皮膚炎がが改善した症例のスライドにて、教えていただきました。

「歯周病と全身疾患」「歯科金属と全身の皮膚炎」の関係について、歯科医療従事者が全身疾患を念頭に置いて,歯科医療を行わなければならないことを教えていただきました。

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