大人にできるむし歯 その2
前回お話ししたように、大人にできるむし歯は、子どもの頃にできるむし歯とは、その原因もその場所も異なります。
そして、おとなにできるむし歯には、おとなのむし歯なりの予防方法があります!
そのポイントについて見てみましょう。
①再発むし歯(二次う蝕)
治療した詰め物やかぶせ物の周囲に、再度むし歯ができてしまうむし歯です。
「すでに治療をしている歯なのに、どうして再度また虫歯になってしまうのか」
「治療したところは、人工物なのに、なぜ虫歯になってしまうのか?」
と思われるかもしれませんが、たしかに、つめものやかぶせものは、人工物なので決して虫歯になることはありません。
しかし、酸はミクロの隙間も簡単に通り抜けてしまいますので、治療後のケアーをきちんとできていなければ(虫歯菌がいっぱいのままでは)、再度虫歯菌の影響を簡単に受けてしまいます。
治療後の口内環境が改善されずむし歯菌がいっぱいのままでは詰め物などの隙間から酸が入り込んでしまします。
二次う蝕は、詰め物やかぶせ物の下の見えないところで進行するため自分では気づきにくいのです。
②根元むし歯(根面う蝕)
これは、大人のむし歯の代表的なむし歯です。
大人になって歯周病になってしまうと、歯ぐきが退縮して、歯ぐきに覆われていたセメント質や象牙質がむき出しになります。さらにその場所は汚れの溜まりやすいところなので、特にむし歯になりやすい場所になります。
この場所が、根元のむし歯になります。
むし歯の治療が終わったら、今度は口内環境の改善がとても大切です。
定期的なメンテナンスを受けて、詰め物やかぶせ物のまわりも歯医者さんでチェックしてもらってください。
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