動的治療とメンテナンス2

一昔前の歯周治療の大まかな流れは大体こんなものだったと思います。

1.歯周初期治療をする。
2.その後で治らなかったら歯周外科処置をする。
3.それで治癒する。

この流れで、すべての患者さんがよくなるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

この流れで治らない人もいますので、どうしたらよいのかずいぶんと悩んだ時もありました。(もちろん歯周外科処置を拒否する方もいらっしゃいます。)

私が徳島大学歯学部を卒業したばかりの時代も、歯周治療というものは「動的治療が終了→メインテナンスに移行」という、簡略な図式がありました。

動的治療終了=歯周病は治った、という考えが、基本的に問題があったんですよね。

数年前から、SPT(supportive periodontal therapy)という概念が保険点数にも出てきて、動的治療の終了後のメンテナンスの必要性そして重要性が明確になってきました。

そこで歯周病の様々な病態をどう捉え、どう診断し、どう処置していくか?

メンテナンスについての私なりの考えを次回にお話ししたいと思います。

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