入れ歯の取り扱いについて(特に入れ歯の洗浄方法について)
こんにちは。院長の坂野泰造です。
残暑厳しい日が続いていますが、早いものでもうすぐ9月を迎えます。
9月1日の「防災の日」を前に、防災用品の点検や見直しをしておくのはいかがでしょうか。
食事や歯みがきが思い通りにできない避難生活では歯のトラブルが増える可能性もありますので、お口の中を清潔に保つケアグッズも忘れずに用意しておきましょう。
さて、清潔を保たなければならないのは、天然歯や口腔内だけではなく入れ歯も同じです。
そこで今回は、洗浄方法をはじめとした入れ歯の正しい取り扱いについて言及します。
【洗浄方法】
入れ歯のケアが不十分だと口臭が発生しやすくなるほか、歯周病や口内炎などの原因にもなります。
日ごろから丁寧なクリーニングを心がけましょう。
まず入れ歯を排水溝に落としてしまわないよう、洗面器などに水をはります。
義歯用ブラシ(なければ一般の歯ブラシで大丈夫です)を用いて、流水下で丁寧に入れ歯を磨きます。
力を入れすぎないように注意し、作業は必ず洗面器の上で行いましょう。
残っている天然歯と入れ歯が接触する面や金具の内側、入れ歯の床の内面といった、汚れが落ちにくい箇所は念入りなブラッシングが大切です。
次に義歯用洗浄剤を入れたぬるま湯に、入れ歯をひたします。
ブラシだけでは汚れが落ちきれていないケースもあるからです。
仕上げに、浮き上がった汚れや洗浄液を流水で洗い流します。
【取り扱いのポイント】
「乾かさないこと」が特に大切です。
変形やひび割れの原因となるからです。
また、熱湯やアルコールを用いた消毒はしてはいけません。
入れ歯は就寝前に必ず取り外し、専用容器の水の中に入れて保管します。
容器の水は毎日かえましょう。
以上、要点のみですが、入れ歯の洗浄や取り扱いについてご紹介しました。
なお義歯用洗浄剤は当院でもご購入いただけます。
当院で取り扱う洗浄剤は歯科専売品につき、ドラッグストアやスーパーでは手に入りません。
ご希望の方は気軽にお声がけください。
医療法人さかの歯科
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京都府京都市西京区大原野西境谷町2−14-13
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