予防的メンテナンス1

前回は、メンテナンスの分類 をお話ししましたが、今回は、予防的メンテナンスについてお話しします。

予防的メンテナンスとは、歯周病の症状が出ていない人を対象としたメンテナンスをいいます。

歯周病の症状が出ていない人を対象としていますので、動的治療からの移行基準を完全に満たしているグループといえます。

ただ、注意しなければならない方もいます。

①まだ若いから歯周病に罹患していない方、
②ブラッシングが良くないけれどもたまたま歯周病が進行していないという方
等は要注意です。

こういった方には、歯周病の予防のモチベーションは 結構困難な場合が多いんです。

また、その逆の方もいらゃいます。
③歯の磨きすぎの方です。日常のお手入れが熱心なのはいいのですが、オーバーブラッシングになっていることも多いですね。
こういった方への教育も結構大変です。

上記の方は、予防的メンテナンスをしていく方の中では、一部の方となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

実際には、メンテナンスをしていく患者さんが、予防的メンテナンスのグループに属せば、技術的にも診断的にも、助かります。ただし、このグループの方は、継続してきてもらうのが難しいといえます。

メインテナンスの間隔は長く、一回の施術時間も短くて済みますが、同じ事の繰り返しとなりますので、数回で通院が中断するケースがとても多いんですね。

本当は油断せず、キチンと通っていただければ、一番安心できるグループなのですが・・・。

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