一番硬い組織とは?
人の体の中で、一番硬い組織はどこでしょうか?
これこそが我々歯科医師が、毎日予防に取り組んでいる「歯」なのです。
歯の一番大切な役割は、食べ物を噛み砕くことです。そして普段食べ物を噛み砕く時、歯にはとても大きな力がかかっています。
奥歯が1本なくなってしまうと、食べ物を噛み砕く力はどれくらい落ちてしまうのかご存知でしょうか?
答えは、約半分といわれています。
そして噛み砕く力が低下すれば、必然的に胃に負担がかかってしまいます。そうなれば、胃腸の病気を引き起こす原因にもなってしまいます。
乳児は、生後6ヵ月になる頃には、下の前歯に2本の歯が生えてきます。
そして3歳になる頃には20本、6歳頃になる頃は24本の歯が生えてきます。その中には大人の歯で一番大切な「六歳臼歯」も含まれています。
12歳になる頃には28本になり、成人する頃には親知らずも含めて32本になります。
現在あなたの歯は何本ありますか?
「8020運動」という目標をご存知の方も多いと思いますが、歯科医師会では、80歳で20本を目標にしていただく運動をしております。
実は、総数20本以下のなってしまうと、噛み砕くむ能力が急激に低下してしまします。
(よく噛めること)=(元気な体)
歯がなくなってからでは、遅いのです。
あなたの歯を守るのはあなた自身しかありません。
正しいブラッシング方法を身につけて、そして歯科医院での定期的なメンテナンスで、大切な歯を守りましょう。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント