すっぱいものでムシバになる?
すっぱいものと甘いものでは、どちらが虫歯になりやすいでしょうか?
すっぱさの原因である「酸」には、カルシウム成分を溶かす性質があります。
卵の殻の主成分はカルシウムです。例えば、卵をお酢の中に入れると、卵の殻が溶けてしまい、ブヨブヨとした薄い膜だけになっってしまいます。
また、真珠もカルシウムが主成分ですが、お酢に入れておくと溶けてしまいます。クレオパトラが真珠を溶かして飲んでいたという話は有名ですね。
歯もカルシウムを含むでいるので、酸で溶けてしまうのは事実です。ただ、すっぱいものをが口の中にある時間がほんのわずかですよね。ずっと口の中に酸を含んでいるわけではありませんので、歯が溶けたとしてもほんの少しだけという事になります。そして、だ液には歯を修復する作用もありますので、すっぱいものを食べただけではむし歯にはなりません。
では、甘いものはどうでしょう。皆さんがご存じのように、むし歯菌は甘いものをエサにして酸を出しますが、この酸は歯を磨かなければずっと放出され続けるわけですから、長い時間接触してしまいことになります。そのうえ、甘いものは糖分も多く含まれていることが多く、歯にくっつきやすいので、だ液の修復する作用も追いつかないのです。
つまり、すっぱいものより甘いものの方が、むし歯の原因になりやすいといえます。
食事の後に、きれいに歯を磨いて、むし歯ができにくい環境にしましょう!
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