口臭について PART4
皆さん、こんにちは(^^♪
さかの歯科チーフのJ.Nです。
これまで、歯周病による口臭、虫歯による口臭について、書かせていただきましたが、これらは病的口臭と言われているもので、病的口臭の他に生理的口臭というものがあります。
生理的口臭とは、唾液の分泌量が減少した時の口臭のことで、起床直後や空腹時、緊張している時などに強くなります。
特に、睡眠中は唾液腺が刺激されないので、唾液の分泌や流れる量が減ってしまいます。その上、口呼吸や水分不足などで口の中が乾燥しやすいので、起床時の口臭は強くなってしまうのです。
これは、口の中の嫌気性細菌が、食べ物などに含まれるたんぱく質を分解して、口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物が、多く作られるからです。
このニオイは、野菜が腐ったようなニオイや、卵が腐ったニオイに例えられます。
唾液が減って、口の中が乾燥すると、自浄作用が働かず、口臭も濃縮されてニオイがきつくなるのです。
唾液には、口の中を洗浄、自浄する作用があり、噛んだり、話したり、口を動かして唾液腺を刺激することによって、分泌されやすくなります。
ニオイの強さは、人によって異なりますが、生理的口臭は、誰にでもある口臭で歯磨きで細菌の数を減らしたり、唾液の分泌を促すように、よく噛んで食べたり、水分を積極的に補充するようにすると、口の中が潤うため、細菌が繁殖しにくくなり、口臭は弱まります。
また、ガムを噛むのも効果的ですし、リラックスすると、唾液は分泌されやすくなります。
というわけで、生活習慣の改善でよくなるので、治療の必要は、ありません。
医療法人さかの歯科
〒610-1146
京都府京都市西京区大原野西境谷町2−14-13
洛西ニュータウン 境谷センター商店街内
TEL:075-331-7070
URL:https://sakanoshika.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CfLjKV1yR4GCEAE
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント