親知らずの抜歯について
こんにちは。副院長の坂野美恵です。
来月10月8日は、「オクトーバー」+「歯」で
『奥歯の日』と言われているそうです。
面積が大きく、
磨きやすいように思える奥歯ですが、
意外にも歯みがきの際にはコツが必要で、
磨き残しがおきやすい歯でもあります。
歯並びや発音に関しても
大切な役割をもっていますので、
この日を機に、お口の健康を
見直してみるのはいかがでしょうか。
さて、その奥歯の中でも最奥に
生えてくる親知らず。
第三大臼歯とも呼ばれ、
通常は20歳前後に生えてくる歯です。
一番奥に位置しており磨きにくく、
虫歯や歯周病のリスクが高いと
一般的には考えられているので
「抜歯したほうがいいのでしょうか?」
との質問がよく寄せられます。
そこで今回のブログでは、
抜歯したほうがよいケース、
抜歯しなくてもよいケースの親知らずについて
解説したいと思います。
抜いたほうが良い親知らずは、
以下ようなケースです。
・斜めや横向きに生えている
・虫歯になっている
・智歯周囲炎(親知らずの周囲の歯茎が炎症を起こす)
が繰り返される
・噛み合わせが悪い
・歯並びに影響を与えている
この点から
親知らず=抜くほうが良い
とはならないことがおわかり頂けると思います。
ですから、
1.まっすぐに生えている
2.しっかりかみあっている
3.完全に埋まっている
上記のようなケースであれば
抜歯は必要ありません。
また、健康な親知らずは、
将来的に他の歯が失われた場合に
ブリッジや入れ歯の土台にする、
移植して再利用することも可能です。
適切に管理を続けられる場合は、
抜歯せずに残しておく選択肢もありますので
ご自身で判断せず、
かかりつけの歯科医に相談すると良いでしょう。
どちらにしても、
奥歯や親知らずはその位置から
虫歯になりやすい傾向にあります。
定期的なメンテナンスを受けて
健康な口腔環境を保つよう心がけてくださいね。
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