抜いた穴に食べかすが!親知らず抜歯後の穴はいつふさがるの?
みなさんこんにちは!さかの歯科・副院長の坂野美恵です。
親知らずの抜歯はどんな方でも緊張し、不安な気持ちを持ちがちですよね。
「親知らずを抜いたら穴が空いたまま…大丈夫ですか?」「抜いた穴に食べ物が入っても大丈夫?」「詰まった汚れは取っていいですか?」
親知らずを抜いた後に、このようなご質問を多くいただきます。
今回は親知らずの抜歯後のトラブルについてお話していきます。

親知らず抜歯後の穴はふさがりますか?
親知らずだけでなく、歯を抜いた後にぽっかり空いた歯肉の穴…しっかりふさがるのか心配になりますよね。
結論から先にお伝えすると、歯を抜いた後の穴はしっかりふさがるのでご安心下さい。
しかし、ふさがるまでに食べ物がつまったり、へんな臭いがしたりと心配になるような症状が出る方も多いです。
その時に誤った対処法を行うと、歯肉の穴や傷の治りが遅くなるので注意が必要です。
親知らずの抜歯後に穴ができる理由とは?
抜歯した後のくぼみは「抜歯窩(ばっしか)」と呼ばれます。
特に親知らずは奥歯で根が大きく、抜いた後の穴も深くなりやすいのが特徴です。
さらに親知らずは生えてきた向きや、生え方によって治療の程度が変わりますので、人によっては抜いた後の穴が大きく感じる方もいらっしゃいます。
親知らずに限らず、抜歯をした後は歯肉に穴が開くことが多いですが、抜いた歯の部位や抜く歯の状態によっても穴の大きさは変化します。
親知らず抜歯後の穴はいつふさがりますか?
親知らずの治っていく経過は以下の通りです。
抜歯当日
抜歯を行った当日は、歯が生えていた場所に大きく空洞ができます。
血のかさぶたができ、抜歯した穴が血で埋まっている状態です。
処置内容によっては歯肉だけでなく顎の骨も傷ついている場合がありますので、刺激を与えないようにしましょう。
お身体にも普段がかかっているので、抜歯後当日はゆっくり休むのをオススメします。
2~3日後
まだ抜いた部分から痛みを感じる時期です。
歯肉の強い裂傷は少しずつ治ってきますが、まだまだ傷は残っている状態です。
穴も大きく開いています。
この頃に、抜歯した穴に食べ物がつまり、臭いも気になる方が増えてきます。
1~2週間後
段々と歯肉が治癒し、内側に丸まってくる頃です。
抜歯直後よりも穴の大きさが小さくなりますが、まだ完全にはふさがっていない状態です。
食べかすが挟まることも稀にありますが、順調に治癒していれば段々と気にならなくなってくるでしょう。
1か月後
表面の歯肉は治癒し、穴はふさがっている状態です。
歯肉を触っても痛みを感じることもなくなっています。
まだ顎の骨が治癒していないので、他の歯の歯肉よりも低いような感覚があります。
3~6か月後
顎の骨も完治し、歯肉に盛り上がりがしっかり定着します。
ほぼ完全に治癒します。
抜歯した穴に食べかすがつまるのは普通ですか?
親知らずを含め、抜歯した後の穴に食べ物がつまることは良くあります。
特にご飯粒やひき肉などの小さい食べ物が穴の中につまってしまう事が多いです。
そのまま放置すると穴の中から変なにおいを感じる事や、どんどん上から重なって食べ物が入っていくこともあります。
この時に気になって舌で触ってみたり、中の汚れを取ろうとチュウチュウ吸ってみたり、歯ブラシを当ててみたりする方がいらっしゃいますが、絶対にやめましょう。
上記の対策は全て間違いで、自己判断で食べ物をとろうとすると、却って傷の治りを悪くしてしまいます。

親知らず抜歯後の穴の汚れはどうしたらいい?
抜歯後の穴の中に食べ物がつまっても、まずは大きく刺激を与えずにそのまま様子を見ていただいて構いません。
穴に汚れがつまったとしても、歯肉が治っていく過程で勝手に汚れや食べかすは外に排出されます。
どうしても気になる方は、抜歯を受けた歯医者へ相談し、歯科医師に診てもらうと良いでしょう。
歯医者で適切な処置を受けることができます。
親知らずの抜歯後にやってはいけないこととは?
抜歯後は抜いた部分が気になりますが、以下の事はしないようにしましょう。
・つまようじでほじる
・指や爪で触る
・強く何度もうがいする
・歯ブラシで汚れやつまった食べ物を取ろうとする
・チュウチュウ吸って、汚れを吸引しようとする
・辛いものを食べる
これらは血のかさぶた(血餅)を取ってしまう原因になります。
血のかさぶたが取れてしまうと、傷の治りが悪くなったり細菌感染する恐れがあります。
抜歯後はどんな食事をしたらいいですか?
親知らず抜歯後はお食事に気を付ける必要があります。
オススメのお食事内容は以下の通りです。
抜歯当日
麻酔が切れてからのお食事をオススメします。
・ゼリー系
・スープやポタージュなど
・茶碗蒸しやお豆腐など
・プリンやヨーグルト
・アイス
抜いた部分に刺激が加わらないように、やわらかいものをゆっくり召し上がって下さい。
2~3日後
腫れや痛みが出ている頃です。無理のないお食事を行いましょう。
・抜歯当日と同じ食べ物
・雑炊、おかゆなど
・柔らかいうどん
あまり噛まなくても食べれる物をオススメします。
1週間後以降
抜歯の予後が良ければ、いつものお食事に戻していただいて構いません。
抜歯後食べてはいけない物
・辛いもの、香辛料など
・硬いもの
・酸味の強いもの(お酢やレモンなど)
・塩分が強いもの
治療が落ち着くまでは、なるべく薄味の刺激の少ない食べ物を選びましょう。

要注意!ドライソケットに気を付けて
親知らず抜歯後の穴に刺激を与えると、血のかさぶたが取れ、中の骨が細菌感染を起こすことがあります。
抜歯後の細菌感染をドライソケットと呼び、強い痛みを長期的に伴う状態になることがあります。
ドライソケットとは?
・ズキズキ強い痛みが続く
・抜歯して痛みが引いた後、数日後に痛みが悪化
・市販の鎮痛剤が効きにくい
・ズキズキと拍動するような痛みがある
・痛みの範囲が歯だけでなく、顎や耳まで広がっている
・夜も眠れないほどの強い痛み
ドライソケットかも?と思ったらどうしたらいいですか?
抜歯後数日経っても、痛みが消えない場合や痛みが悪化している場合はドライソケットの可能性があります。
「もしかしてドライソケットかも…」と心配になったら、なるべく早めに抜歯をした歯医者へご相談下さい。
歯医者で適切な処置を受けたり、場合によっては追加投薬が出る事があります。

穴が空いていても気にしないように心がけましょう
親知らずの抜歯はどうしても不安要素が増えやすい処置です。
抜歯後の穴につまった汚れは、勝手に出てきてくれますので、そのまま気にせずに様子をみましょう。
痛みが落ち着き、自然に治ってくるのが一般的です。
しかし、上記のように痛みが増している時や、血のかさぶたが取れてしまった時は、すぐに抜歯をおこなった歯医者へご相談してくださいね。
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