下の親知らずは要注意!抜かなくていい場合とは?

みなさんこんにちは!
さかの歯科・副院長の坂野美恵です。
暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしですか?

お子様が夏休みに入り慌ただしい日々を過ごしている方や、お孫さんと会えると楽しみにワクワクしている方も多いのではないでしょうか。
そんなイベントの多い時期に心配なのが、体の疲れからくる親知らずの痛みや腫れです。
親知らずに症状が出ると、頭をよぎるのが親知らずの抜歯ですよね。

「親知らずは抜いたほうがいいの?」

「下の親知らずの抜歯はなぜ大変なの?」

「親知らず抜歯後はどう過ごせばいい?」

このような疑問を持つ方はとても多くいらっしゃいます。
実は、親知らずは必ず抜く必要があるわけではありません。
状態によって「抜いたほうがよいケース」「抜かないほうがよいケース」があります。
今回は、親知らずの抜歯について分かりやすくご説明します。

親知らず

 

 

 

 

 

 

親知らずとは何ですか?

親知らずは、一番奥に生えてくる永久歯(第三大臼歯・前から数えて8番目の歯)のことです。
10代後半~20代頃に生えてくることが多く、

・まっすぐ生える
・横向きに埋まる
・一部だけ出てくる
・完全に骨の中に埋まる

など、生え方は人それぞれです。
自覚症状が無くても、歯医者でのレントゲン写真で発見される場合も多いです。
稀に親知らずが生成されず、生えてこない方もいらっしゃいます。

下の親知らずはなぜ問題になりやすいのですか?

親知らずは上下左右に1本ずつ、計4本あります。
下の親知らずは、特にトラブルが起こりやすい歯です。
理由は以下の通りです。

・顎の骨が硬い
・スペースが足りない
・横向きに生えることが多い
・汚れがたまりやすい
・虫歯や歯肉炎・歯周炎になりやすい
・口臭の原因になる
・強い痛みが出ることもある
・親知らずの手前の歯まで虫歯や歯周病が進行する恐れがある

 

親知らずはお手入れも難しい部分で、さらに生え始めはご本人が気づかずに歯ブラシを当てていないことも多いです。
そのため、特に下の親知らずは定期的な歯科医師の口腔内診査でしっかり経過を見る必要があります。

下の親知らず

 

 

 

 

 

 

親知らずは抜いたほうがいいですか?

親知らずが生えてきた方が一番初めに心配されるのは、親知らずを抜くべきかということかと思います。
特に次のような場合は、親知らずは抜いたほうがよい可能性があります。

①何度も腫れる

親知らずの周囲が何度も腫れる場合は、炎症(智歯周囲炎)を繰り返している状態です。
放置すると悪化しやすいため、抜歯を積極的に検討します。

②虫歯になっている

親知らずは歯ブラシが届きにくいため虫歯になりやすい歯です。
また、親知らずだけでなく、隣の大切な歯まで虫歯になることがあります。
虫歯の進行度合いにもよりますが、積極的な抜歯を検討する必要があります。

③歯並びや噛み合わせに影響する

横向きの親知らずが隣の歯を押し続けることで、トラブルにつながるケースがあります。
親知らずが原因で前歯の歯並びに影響が出たり、歯列矯正のために親知らずの抜歯を行う必要があることもあります。

④歯周病の原因になる

親知らずは歯ブラシが当たりにくい場所なので、汚れが残りやすく、歯周病菌が増えやすい環境になります。
親知らずが歯周病になると、お口の中の歯周病菌が増殖し、ほかの歯にまで影響を与えます。
親知らずが歯周病になり、進行悪化している場合も積極的な抜歯を検討します。

親知らず

 

 

 

 

 

 

親知らずを抜かないこともありますか?

一方で、親知らずを抜かないほうがよいケースもあります。
例えば、

・まっすぐ生えている
・しっかり上下で噛めている
・虫歯がない
・歯周病がない
・痛みや腫れがない
・歯ブラシが当たり、衛生的に保てている
・完全に骨の中に埋まっていて問題がない

このような場合は、無理に抜歯をしないこともあります。
また、高齢になるほど抜歯後の回復に時間がかかることがあります。
歯科医師と患者さまで相談し、年齢や既往歴、その方のライフスタイルに合わせて総合的に抜歯が必要か判断します。

親知らず抜歯後によくある症状とは?

親知らず抜歯後には、次のような症状がみられることがあります。

・痛み
・腫れ
・口が開きにくい
・軽い出血
・飲み込みにくさ

特に下の親知らずでは、2~3日後に腫れがピークになることも珍しくありません。
多くは1週間ほどで徐々に落ち着いてきますので、ご安心ください。

親知らず抜歯後の過ごし方とは?

親知らずを抜歯したあとは、抜いた傷口をしっかり守ることと、体を休めて安静に過ごすことが大切です。
以下のことに注意して過ごしましょう。

抜歯当日の注意事項

抜歯当日は、しっかり体を休め安静に過ごしましょう。

・激しい運動を避ける
・長時間の入浴は控え、軽めのシャワーで済ます
・飲酒を控える
・強いうがいをしない
・処方された薬を指示通り飲む
・傷の部分を触らない、歯ブラシを当てない
・血のかさぶたが取れないように気を付ける

 

抜歯当日のお食事

抜いた部分に刺激が加わらないようなお食事を召し上がってくださいね。
・おかゆ
・うどん
・スープ
・ヨーグルト
・お豆腐
など、柔らかいものがおすすめです。
熱すぎるものや辛い物、刺激物や硬い食べ物は避けましょう。

抜歯翌日~3日目

当日ほどではないですが、まだまだ注意か必要な期間です。
・血のかさぶたをはがさない
・刺激物は避ける
・処方された薬を決められた期日飲み切る
・歯科医師の指示により抜歯部分の消毒を行う
以上のことに注意してお過ごしください。

抜歯4日以降

抜歯の4日目以降は、異常がなければ普通の生活に戻っていただいて大丈夫です。
抜歯後の治療方針は担当の歯科医師とご相談ください。

ご注意:抜歯後の注意事項は、患者さまお一人お一人によって違います。
当日の担当歯科医師の指示に従いましょう。

抜歯後

 

 

 

 

 

 

親知らず抜歯後に受診したほうがよい症状とは?

抜歯後は2~3日目以降から徐々に症状が回復してきます。
しかし次のような場合は、早めに歯科医院へ連絡してください。

・出血が止まらない
・強い痛みが続く
・腫れがどんどんひどくなる
・発熱がある
・口がほとんど開かない
・一度引いた痛みが再開し、強い痛みに変わった
・拍動痛を感じる

少しでも心配であれば、自己判断せず早めの受診がおすすめです。
親知らずは放置せずに歯医者で診てもらいましょう

親知らずは放置せずに歯医者で診てもらいましょう

親知らずは、すべて抜く必要があるわけではありません。
しかし、繰り返し腫れたり虫歯になっている場合や、守っていきたい隣の歯にまで影響を与えている場合は抜歯が必要な場合があります。
さらに親知らずが横向きに生えている、一部だけ生えている場合も、早めに相談することで将来のトラブルを防げることがあります。
「抜くべきか迷っている」という方は、まずは歯科医師の診察を受け、検査結果を元にお口全体の状態を確認したうえで判断することが大切です。

親知らずが心配な方は、さかの歯科で親知らずのチェックを受けることができます。
定期健診から親知らずを発見することも多いので、お気軽にお問合せください。

お口や歯のトラブルは京都市西京区・さかの歯科までご相談下さい。

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