子ども用電動歯ブラシは何歳から?虫歯予防に効果的な使用法とは
みなさん、こんにちは!さかの歯科・歯科医師の坂野果琳です。
近年、子ども用電動歯ブラシを使うご家庭が増えています。
「子どもに電動歯ブラシは使える?」「何歳からがお勧め?」「電動歯ブラシでも歯磨き粉は必要?」と患者様からよくご質問をいただき、疑問に思う方も多いです。
今回は子ども用電動歯ブラシのメリットデメリットや効果的な電動歯ブラシの使用法についてご説明致します。

子ども用電動歯ブラシは何歳から使える?
子ども用の電動歯ブラシは一般的には3~4歳ごろから使用できます。
電動歯ブラシはブラッシングに必要な小刻みな動きを自動で行ってくれるので、歯の表面や歯の丸みの強い部分までしっかり汚れを落としてくれます。
特に子どもは自分で細かく歯ブラシを動かすのが苦手な子が多いので、必要に応じて電動歯ブラシのご使用もオススメしております。
しかし、いくら高機能電動歯ブラシだとしてもお口の60%程度しか汚れを落とすことができません。
電動歯ブラシが届かない細かい部分は、仕上げ磨きで手磨きしていただくといいでしょう。
(※各メーカーの電動歯ブラシの使用法の対象年齢をご確認の上、ご使用下さい。)
なぜ子ども電動歯ブラシがお勧めなの?メリットとは?
以下に子どもが電動歯ブラシを使用するメリットをご説明致します。
・短時間で効率よく磨ける
子どもは指先の細かい作業が得意ではない子が多いです。
歯に付着した汚れは、歯ブラシを細かく動かすことで汚れを落とせますので、電動歯ブラシを使用すれば効果的に表面の汚れを落とすことができます。
・タイマー機能で適切な歯磨き時間を習慣化できる
タイマー機能がついた電動歯ブラシを使用すると、歯磨き時間を守って歯ブラシができます。
「子どもの歯ブラシは数秒で終わってしまう」とご心配な方は、タイマー機能付きの電動歯ブラシのご選択をオススメ致します。
・磨き残しが減る
電動歯ブラシを正しく使用することで、お口の中の全体的な磨き残しが減る傾向にあります。
特に仕上げ磨きの時間がなかなか確保できない方や、自分磨きが苦手なお子様、めんどくさがりなお子様には電動歯ブラシの使用をオススメ致します。
・大人用よりもヘッドが小さめ
子ども用電動歯ブラシは大人用よりもヘッドが小さめなので、子どもの小さなお口でも奥歯まで届きやすい設計になっております。
ヘッドが小さいと嘔吐反射が強いお子様や、歯磨きが苦手なお子様も違和感が少なく歯磨きができます。
電動歯ブラシをご検討中の保護者の方は、子ども用や対象年齢に合わせたヘッドを選択するといいでしょう。
・歯ブラシが楽しくなるシステム導入
メーカーによって、子どもの歯ブラシが楽しくなるようなパッケージやキャラクターを導入したデザインの電動歯ブラシがあります。
さらにアプリ連携システムなども導入したメーカーもあるので、歯磨きの磨き方レッスンの動画や歯磨き管理ができるような電動歯ブラシもあります。
・大人用よりも振動が弱め
お子様のお口の中はとても繊細で敏感です。
子ども用電動歯ブラシは大人用の振動よりも小さめに設計されており、初めて使用する子も安全にご使用いただけます。

子ども用電動歯ブラシのデメリットとは?
以下に子どもが電動歯ブラシを使用するデメリットをご説明致します。
・電動歯ブラシのみはNG。手磨きも必要
電動歯ブラシは歯の表面の汚れを落とすには効率が良く、短時間でしっかり汚れを落としてくれます。
しかし、ブラシが届かない部分の汚れはデンタルフロスやワンタフトブラシを使用し、細かい部分まで仕上げが必要です。
・0~3歳未満の小さい子供は向かない
小さいお子様はお口が小さく、電動歯ブラシが入るスペースが確保しにくいです。
無理やり入れようとすると、粘膜や頬にぶつかり痛みを伴う可能性もあります。
自分で歯磨きしようとするとのど付き事故に繋がる可能性がありますので、注意しましょう。
0歳はまだ歯も生え切っていなく、磨く部分も少ないですので、手用歯ブラシで優しく磨きましょう。
・歯肉を傷つける可能性がある
電動歯ブラシは自動で歯ブラシが動いてくれるので、誤った場所に毛先を当てると歯肉やお口の粘膜を傷つける可能性があります。
電動歯ブラシを使用する時は、毛先が正しい場所に当たっているか確認しながら使用しましょう。

電動歯ブラシの効果的な使用法やポイントとは?
電動歯ブラシの効果的な使用法は以下の通りです。
①自分で動かさない
ブラシが自動で動くので、ゴシゴシ磨く必要はありません。
歯面に当てて、そのまま数秒待ちましょう。
歯の丸みに沿わせて角度をつけてあげると、より丁寧な歯磨きを行うことができます。
②歯面90度に歯ブラシを当てる
子ども用電動歯ブラシは歯に対して直角にブラシを当てるようにしましょう。
歯肉炎の原因にもなる歯と歯肉の境目も一緒に磨くと更に効果的です。
③ゆっくり動かす
いくら高機能電動歯ブラシを使用していても、当てている時間が短いと効果が薄いです。
歯を1本ずつ磨くような感覚で、1本に対して数秒当てて磨きましょう。
④力は弱め・軽く当てる
歯面に押し当てる力は弱めがオススメです。
強く当てすぎると歯肉に傷がつき、磨きすぎに繋がる可能性もあるので注意しましょう。
⑤咬み合わせ・ほほ側・裏側と分けて磨く
磨く順番を決めて、咬み合わせとほほ側と裏側と分けて磨きましょう。
特に咬み合わせの溝は子どもの虫歯の好発部位なので、時間をかけて磨くと虫歯予防に効果的です。
電動歯ブラシでも歯磨き粉は必要?
「電動歯ブラシの歯磨き粉はどうしたらいい?」とご質問をいただくことも多くあります。
子ども用電動歯ブラシも歯磨き粉の使用をオススメ致します。
しかし、注意しないと歯や歯肉を傷つける可能性もあるので、下記にご説明致します。
・フッ素入り歯磨き粉を使用する
フッ素は歯質強化にとても効果的です。
電動歯ブラシを使用する時も、フッ素入り歯磨きをぜひご使用下さい。
フッ素濃度は3~12歳までは950ppm、12歳以降は1450ppmがオススメです。
0~3歳までは500~950ppmの歯磨きジェルを使用するといいでしょう。
・研磨剤入り歯磨き粉は使用しない
電動歯ブラシは力が入り込みやすい傾向にあります。
さらに自動でブラシが動くので、手磨きよりも歯面にかかる負担も大きい場合があります。
そのため研磨剤入り歯磨き粉は、磨きすぎに繋がる可能性もあるのでご使用は控えましょう。
子どもの電動歯ブラシ後の仕上げ磨きはどうしたらいい?
電動歯ブラシでどんなに頑張って全体的に磨いても、細かい隙間に汚れが残ってしまいます。
特に磨き残しが多いのは以下の4か所です。
①歯と歯の間
②咬み合わせの溝
③歯と歯肉の境目
④最後の歯の奥の壁など
に注意が必要です。
上記の部分はデンタルフロスやワンタフトブラシの使用で汚れを落とすことが出来ます。
電動歯ブラシ使用後は、手磨きで上記の四か所の汚れを落としましょう。

まとめ
電動歯ブラシは子どもから大人まで使える便利な歯磨きアイテムです。
お子様の歯磨きの質を向上させるためにも、子ども用電動歯ブラシの使用もぜひご検討下さい。
何を使ったらいいのか迷われる方は、さかの歯科までお気軽にご相談下さい。
お口や歯のトラブルは京都市西京区・さかの歯科までご相談下さい。
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