10年後に差がつく!8020と「噛める口」との若返り関係とは

こんにちは!さかの歯科・歯科医師の坂野果琳です。

突然ですが8020運動という言葉をご存じでしょうか?

8020運動とは80歳で20本以上の歯を残そうという厚生労働省でも掲げているお口の健康増進運動です。

この活動を耳にしたことがある方は、「歯を残すこと」だけが目的だと思っている方は少なくないかと思います。

もちろん歯を残すのはとっても大切なことなのですが、実は歯が残っているかどうか以上に大事なことがあります。

今回は8020運動で大切にしている事や、歯と合わせてお口の機能の健康も守っていけるように一緒に考えていきたいと思います。

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8020運動とは何ですか?

8020運動は「80歳で20本以上の歯を残そう」という運動です。

80歳で20本以上歯が残っていると、お食事に困らない、発音も不便なく日常を過ごしやすいからです。

しかし、歯が20本あっても噛めていなければ意味が変わってきます。

残っている歯の本数が大切なのではなく、健康的で問題なく機能できている歯を20本以上残す必ことが重要なのです。

噛む力・舌の動き・口周りの筋肉まで含めてお口の機能を総合的に考えて8020運動の活動が生きてくきます。

「しっかり噛めているか」「お口周りの筋肉機能に異常はないか」「飲み込みに問題ないか」などのお口や顎、舌の機能まで意識することが大切です。

よく噛むと若返る?!その理由とは?

しっかり噛むと若返ると聞いたことはありませんか?

よく噛む方はお口の筋肉をしっかり使用するので、実際若々しく見えることが多いです。

しっかり噛むことのメリットは以下の通りです。

 

・お顔の血流が良くなる → 顔色が良くなる

・唾液が出る → 虫歯・歯周病・口臭予防につながる

・脳が刺激される → 認知機能の低下を防ぐ

・表情筋が動く → たるみ・ほうれい線対策

 

噛むことは、実は一番身近で簡単なアンチエイジングです。

まずは1口30回噛んでお食事してみましょう。

ぜひ噛める口を維持するためにも今日から意識してみてくださいね!

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あなたは大丈夫?筋力検査「パタカチェック」とは?

皆様は「パタカチェック」や「パタカ検査」はご存じでしょうか?

口唇や舌の筋肉を刺激するような運動で、口腔機能の低下(オーラルフレイル)を検査、予防する口腔筋力トレーニングです。

下記に詳しく見ていきましょう。

 

「パタカ」とは

この記事を見ていくださっている方も一緒に発音してみてくださいね。

 

・パ:唇の力

唇の閉じる力を意識して、「パ」と口を開く

・タ:舌の前の動き

舌を上の前歯の付け根に当て、「タ」と勢いよく舌先を下に下げる

・カ:舌の奥の力

舌の付け根を軟口蓋(上あごの粘膜)にくっつけ、「カ」と舌の付け根を奥へと引き下げる

 

この3つがスムーズに言えない人は、噛む・飲み込む機能が落ち始めているサインです。

特に「カ」を発音するときは舌の付け根の動きを意識して行いましょう。

人によっては舌先や舌の中央で「カ」という方もいらっしゃいますが、「カ」の正しい発音は舌の付け根です。

もし「パタカ」が言いにくい方や、うまく舌が動かせない方は一度歯医者へご相談いただくといいでしょう。

 

「パタカ」チェック方法

  • 「パタカ」をはっきりゆっくり10回言えるか
  • 途中で疲れないか
  • 舌や口がもたつかないか

もし気になる部分やうまく言えない言葉がある時は、口腔筋力が低下し始めている可能性があります。

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噛める口を維持するにはどうしたらいいですか?

年齢を重ねてもしっかり噛める、食事を飲み込めるお口を維持していくために必要な事をご紹介致します。

健康的な歯を維持する

健康的な歯とは虫歯や歯周病の予防を意識し、治療をしっかり行っているお口の事を指します。

歯を失う要因の多くは虫歯と歯周病です。

現代では医学が進歩しているので、ご自身の努力で虫歯と歯周病は予防することができます。

80歳になってから予防を始めるのではなく、1日でも早く気付いた今日から予防を意識した行動を開始すると1本でも多くの歯を残すことへとつながります。

唇や舌などの筋肉を意識する

お食事を行うためには歯だけでなくお口周りの筋肉や舌の働きもとても重要です。

口を結ぶ筋肉が弱いと食べこぼしにつながり、うまく食物をお口の中へ送り込むことができません。

さらに舌の筋肉が弱まると、咀嚼したあとの食べ物を一つの塊(食塊)にすることが出来ず、食道へ送り込むことが難しくなります。

食道へ送り込むタイミングがつかめないと頻繁にむせる、のどにつっかえる、場合によっては誤嚥・誤飲につながる可能性も高いです。

口唇・舌・軟口蓋などのお口の機能や筋肉を保つのは、噛める口を維持するのにとても重要な口腔筋力です。

鼻呼吸を意識する

お口の筋肉や口唇の筋肉が落ちている方はぽかんとお口が開いてしまうことがあります。

ぽかん口の原因の1つに口唇の筋肉が弱くなっている可能性があります。

ぽかん口の方は口呼吸をするのが癖になっている方も多いので、意識して唇と閉じ鼻で呼吸するように意識してみましょう。

「パタカ」体操を行う

上記で説明した「パタカ」体操を行い、意識的にお口の筋肉を動かしましょう。

「パタカ体操」のほかに「パタカラ体操」や「あいうべー体操」などもありますので、自分が今どの体操が必要なのか知りたい方は歯医者でお気軽にご相談ください。

お口の感覚を鋭く保つ

食事は噛んで飲み込むことですが、その中で味を感じたり温度を感じたり、食べ物の硬さや食感を感じることが食事の楽しさですよね。

年齢を重ねるとどうしても少しずつ柔らかい物を好んで召し上がるようになることが多く、歯の知覚過敏なども相まって冷たい物を控えたりする傾向にあります。

歯を失って入れ歯を入れている方は、入れ歯が粘膜を覆うのでその部分は食事の感覚が得にくくなります。

歯や舌、お口の粘膜の感覚を保つためにも、様々な種類の食事をバランスよく召し上っていただき、お口の感覚を維持するよう意識しましょう。

よく会話をする

お口の機能や筋肉はよく動かすことで刺激されます。

年齢を重ねて、会話が少ない状況の方はお口を動かす機会も自然と少なくなるので、口腔筋力が低下しやすいです。

無理のない範囲で様々な場所へ赴き、会話を楽しんだり仲間とともに食事を楽しむといいでしょう。

1口30回噛む

お食事の時に1口30回噛むように意識してお食事してみましょう。

噛んでいる間は口唇の力、舌の力をしっかり使用しています。

30回噛むのは若い方でも結構難しいですので、日常的に意識して行うと口腔筋力トレーニングにもつながります。

上記でもお話した通り、よく噛むことは若返りにもつながるので、ぜひ試してみましょう。

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歯科医院でできる8020運動サポートとは?

上記ではご自宅でできるケアや体操をご紹介しましたが、歯医者でもお口の機能を意識した治療を行うことができます。

歯がしっかり残っているのに噛みにくいという方もとても多いです。

その場合は歯医者での専門的な治療が必要になる場合があります。

 

・虫歯、歯周病の治療

・噛み合わせのチェック

・入れ歯・被せ物が合っているか

・舌や口周りの機能評価

・歯並びの確認

 

お口の健康を保つためにも一度歯医者でお口の全体チェックをしてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

8020運動はぜひ意識して取り組んでいただきたい活動ですが、80歳までに20本残すためには1日でも早い口腔ケア対策がオススメです。

定期的に歯医者へ通うことでお口の中を衛生的に保ち、さらに口腔筋力も落とさないようなトレーニングも併せて行っていくようにしましょう。

お口周りの筋肉やパタカ体操、お口の健康を意識している方はさかの歯科までお気軽にご相談くださいね。

お口や歯のトラブルは京都市西京区・さかの歯科までご相談下さい。

WEB予約」からは24時間ご予約を受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

 

医療法人さかの歯科

〒610-1146

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TEL:075-331-7070

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<参考文献>

厚生労働省「8020運動とは」https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-01-003

日本歯科医師会「8020運動について」https://www.jda.or.jp/enlightenment/8020/

 

 

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