再初診
こんにちは、医療法人さかの歯科・院長の坂野泰造です。
再初診という言葉を知っていますか?再初診とはわかりやすく説明すると、以前医療機関の受診歴がある方で、かなりの期間、来院間隔が空いている患者さんをいいます。
この言葉は、医療関係者にとってはよく使う言葉ですが、一般の方には聞きなれない言葉でしょうね。
もちろんさかの歯科は、毎日数人の「再初診」の患者さんが来院されます。その再初診の患者さんの中には、さかの歯科⇒他の歯科医院⇒さかの歯科、の受診の経歴の方もたまにいらっしゃいます。
開院当初は、「他の歯科医院に行って、今度は再度さかの歯科に来て、あっちこっちに行く人だな?」という気持を持ったこともありましたが、今では「さかの歯科の良さが、他院を受診したことで、わかってくれたのかな?」と思うようになりました。
25年ぐらい前の話で、私が勤務医をしていた時になりますが、先輩の歯科医院に見学に行った際に、「周囲に新規の歯科医院が増えて不安はないか?」か尋ねたことがあります。
その先輩は「他院に罹って初めて俺の良さがわかるから、却って俺の株が上がって良いんだよ。」と自信たっぷりに返答したことを、今でも思い出すことがあります。そして当時、私もこんな風に考えられるようになりたい言と思いました。
開院当初は、やはり患者さんが他院を受診することを知ると、自分の治療のどこが良くなかったのかが気になり、心穏やかではなかったように記憶しています。
しかし、結局自分の歯科医院を再度受診してもらえたという事は、それなりに認めてもらえたのは、歴然とした事実です。今の私は全く気にならなくなりました。そして、今では、再度受診してもらってありがたいと思えるようになりました。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント