おやつで虫歯予防?キシリトールガム・タブレットの効果
皆さんこんにちは!さかの歯科副院長の坂野美恵です^^
夏休みが空け、お子さん達は学校や保育園、幼稚園の登園が始まって一息つく頃ではないでしょうか。
お子様はおやつが好きな子が多いですよね。
お友達とお菓子交換して楽しんだり、今ではお菓子シール帳が流行っているとか…
そんな時心配なのが、歯の虫歯です。
そして虫歯予防で手軽に取り入れられる食べ物が「キシリトール」です。
「キシリトールガムは虫歯予防に効果があるの?」「キシリトールタブレットも同じような効果がある?」「虫歯になりにくいお菓子にはどんなものがある?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
キシリトールは、砂糖の代わりに使用されることのある甘味料の一つです。特に「キシリトールガム」は、虫歯予防を意識している方に身近な食品として知られています。
今回は、キシリトールガムの効果を中心に、キシリトールタブレットの特徴、虫歯になりにくいお菓子、さらにガムを噛むメリット・デメリットについて、歯科の観点から分かりやすくご説明します。
お子様だけでなく大人の虫歯予防にも効果的なので、ぜひご覧くださいね。

キシリトールとはなんですか?
キシリトールは、自然界にも存在する糖アルコールの一種です。
砂糖と同じように甘みがありますが、砂糖とは異なり、虫歯の原因となる酸を作りにくいという特徴があります。
虫歯とは、口の中の細菌が糖を利用して酸を作り、その酸によって歯が溶かされることで進行します。
そのため、虫歯菌の栄養となる砂糖を多く含む食品や飲料を頻繁に摂取する習慣は、虫歯のリスクを高める要因になります。
一方、キシリトールは虫歯菌の活動を抑える役割があるので、積極的に摂取することで虫歯になりにくくなります。
キシリトールガムの効果とは?
では、実際にキシリトールガムの効果にはどのようなものがあるのでしょうか。
①虫歯の原因となる酸が作られにくい
キシリトールは、砂糖などとは異なり、虫歯の原因菌が酸を作るための材料として利用しにくい甘味料です。
そのため、砂糖入りのガムやお菓子と比較すると、虫歯のリスクを抑えやすい食品といえます。
しかし、「キシリトールを食べれば虫歯にならない」という意味ではありません。
虫歯予防の基本は、毎日の正しい歯磨きやフッ素の利用、間食の摂り方、定期的な歯科検診やプロフェッショナルクリーニングの継続などです。
キシリトールガムは、虫歯予防の補助するものとして考えましょう。
②ガムを噛むことで唾液が出やすくなる
ガムを噛むと、唾液の分泌が促されます。
唾液には、口の中の酸を中和したり、酸によってダメージを受けた歯の表面を修復する「再石灰化」を助けたりする働きがあります。
唾液の力による自浄作用で、お口の中の健康を保つことができるので、唾液の分泌量や働きはとても重要です。
そのため、食後にシュガーレスガムを噛むことは、口の中の環境を整える方法の一つとしてとてもオススメです。
③食後の口腔内環境を整いやすくできる
食事をすると、口の中は一時的に酸性(虫歯になりやすい環境)に傾きます。
ガムを噛んで唾液の分泌を促すことで、口の中を元の状態に戻す働きをサポートできます。
特に外出先などで、すぐに歯磨きができない場合の一時的なお口のケアの補助としてキシリトールを活用するのがオススメです。
他にもしっかり歯磨きしているのに虫歯になりやすい方や、お口が乾きやすい方にも効果的です。

キシリトールタブレットにも効果はありますか?
キシリトールを含む食品には、ガムだけでなく「キシリトールタブレット」もあります。
キシリトールタブレットも、砂糖の代わりにキシリトールを使用しているものであれば、虫歯の原因となる酸を作りにくいという特徴があります。
また、タブレットタイプですとガムを噛むことが難しい小さなお子様でも取り入れやすいというメリットがあります。
ただし、タブレットはガムのように「噛む」という刺激がないため、唾液分泌を促すという点では大きな違いがあります。
お好みやライフスタイルに合わせた選択ができるといいでしょう。
キシリトールガムやタブレットなどの商品を選ぶ際には、キシリトールの含有量だけでなく、砂糖や水あめなど、虫歯の原因になり得る糖類が含まれていないかも確認することが大切です。
虫歯になりにくいお菓子には何がありますか?
「甘いものが好きだけど、虫歯も心配」という方は少なくありません。
虫歯になりにくいお菓子を考える際には、単純に「甘い・甘くない」だけでなく、砂糖の量や甘味料の種類、食べる頻度、口の中に残る時間などが重要です。
例えば、砂糖を使用していないシュガーレスのお菓子や、キシリトールなどの代替甘味料を使用した食品は、虫歯予防を意識した選択肢の一つです。
一方で、砂糖を多く含むキャンディーやキャラメルなどを長時間口の中に入れておくことは、虫歯のリスクを高める可能性があります。
一番心配なのが、砂糖を使用した甘いキャンディーやチョコレートをちょこちょこ頻回に食べると一気に虫歯のリスクが高まります。
おやつを食べる時は時間を決めて召し上がっていただき、頻回食べをしないようにしましょう。
また、「虫歯になりにくいお菓子だから、いくら食べても大丈夫」というわけではありません。
虫歯になりにくいお食事やおやつの食べ方について、詳しく知りたい方はお気軽にさかの歯科までご相談ください。
ガムを噛むメリット・デメリットとは?
ガムを噛むメリット・デメリットは以下の通りです。
ガムを噛むメリット
・唾液の分泌を促しやすい
・食後の口腔内環境を整えるサポートになる
・キシリトール配合のガムなら、虫歯予防にもなる
・外出先などで歯磨きができないときの補助になる
ガムを噛むデメリット
・顎に負担がかかる
・歯の詰め物が取れる
・歯の咬み合わせの部分がすり減る
・おなかがゆるくなる事もある
ガムが長期的に力強く噛むと顎や歯に負担がかかることもあります。
あまり力をかけすぎずに、数分噛んだら吐き出すようにするのがオススメです。
さらに歯の詰め物が取れてしまうことも稀にありますが、ガム程度で取れてしまった場合は詰め物の下から虫歯になっている場合や、接着剤が劣化している可能性が高いです。
詰め物がとれた時は一度歯医者でしっかり診察しましょう。

キシリトールガムを選ぶときのポイントとは?
キシリトールガムを虫歯予防の補助として取り入れるなら、商品の表示を確認することが大切です。
特に確認したいのは、以下のポイントです。
・キシリトールが含まれているか(配合の割合も確認)
・砂糖や水あめなどの糖類が含まれていないか
・シュガーレスの商品か
・自分にとって無理なく続けられる商品か
「キシリトール入り」と表示されていても、キシリトール以外の甘味料や糖類が含まれている場合があります。
そのため、商品名だけで判断せず、原材料表示を確認する習慣をつけましょう。
歯医者で売っている歯科専売品のガムはキシリトール100%の物が多く、他にも歯にとって良質な成分が含まれていることが多いです。
スーパーやドラックストアで、何を選んだらいいか迷った時は、歯医者でご相談くださいね。
キシリトールガムだけで虫歯を予防できますか?
結論として、キシリトールガムだけで虫歯を完全に予防することはできません。
キシリトールガムは、あくまでも虫歯予防をサポートする食品です。
虫歯予防には、
・毎日の丁寧な歯磨きや正しいオーラルケア用品の選択
・フッ素入り歯磨き剤の活用
・間食をダラダラ摂らない
・砂糖を多く含む食品・飲料を摂りすぎない
・定期的な歯科検診
・必要に応じた専門的なクリーニング
など、複数の対策を組み合わせることが重要です。
特に、虫歯ができやすい方は「お菓子を何にするか」だけでなく、「どのくらいの頻度で食べているか」「歯磨きが適切にできているか」なども併せて確認するといいでしょう。
さかの歯科でも、患者様一人一人のお口に合わせた歯磨きやお食事方法のご提案をすることができます。
気になることがあったらお気軽にお問合せください。

まとめ
今回は、キシリトールガムの効果、キシリトールタブレットの特徴、虫歯になりにくいお菓子、ガムを噛むメリット・デメリットについて解説しました。
キシリトールは虫歯の原因菌によって酸を作る材料として利用されにくく、キシリトールガムは唾液の分泌を促すという点でも、虫歯予防をサポートするオススメなケア用品の一つです。
「自分は虫歯になりやすいのかな?」「子どもにどんなお菓子を選べばいい?」「キシリトールガムをどのように取り入れればいい?」など、気になることがあれば、お気軽にさかの歯科までご相談ください。
お口や歯のトラブルは京都市西京区・さかの歯科までご相談下さい。
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