キスで虫歯はうつる?意外と知らない虫歯予防のお話

みなさんこんにちは!さかの歯科・副院長の坂野美恵です。

この前患者さんから「虫歯がある人や虫歯治療をした人がキスをすると虫歯はうつりますか?」とご質問をいただきました。

みなさんはキスで虫歯はうつると思いますか?

新しくパートナーが出来た時、かわいいお子様が誕生した時など、うれしい場面や愛情あふれる場面の際に一度は頭をよぎった方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、虫歯はキスでうつるのか、虫歯予防におけるキスの考え方についてご説明いたします。

キス虫歯

 

 

 

 

 

 

キスで虫歯はうつりますか?

結論から言うと、虫歯そのものがうつるわけではありませんが、虫歯の原因となる細菌は唾液を介して感染する可能性があります。

生まれたばかりの赤ちゃんのお口は無菌状態です。

しかしその後、いろいろな物を口へ運び、いろんな食物を食べ、様々な細菌に触れる場面が増えてきます。

そのためどんな方でもお口の中には常在菌が滞在しており、良い菌も悪い菌も保有しています。

虫歯菌を保有している方が、虫歯菌を保有していない方や菌の量が少ない方へキスをすると、虫歯の菌はうつります。

しかし、虫歯の細菌がうつったからといって、必ずしも虫歯になるとは限りません。

虫歯になるメカニズムを知れば、虫歯の細菌を保有していても虫歯にならない方法が見えてきます。

 

虫歯はなぜなるのですか?

虫歯は以下の4つがすべて揃うことで発症し、進行していきます。

  • 歯質
  • 細菌(主にミュータンス菌)
  • 食物などの栄養
  • 時間

歯質とは歯そのもののことを言います。

歯がなければ当たり前ですが虫歯にもなりません。

さらにお口の中の虫歯の細菌がいない場合や少ない場合も虫歯にはなりません。

逆に虫歯菌をたくさん保有していたとしても、菌の栄養となる食物がお口の中に残っていないと虫歯菌が活動しません。

そして虫歯が進行するには①歯質②細菌③食物などの栄養がすべて揃った上で、さらに④の汚れが停滞している時間が長くなると虫歯が発症・進行しやすくなります。

虫歯

 

 

 

 

 

 

虫歯菌がキスでうつるとどうなるのですか?

虫歯は「ミュータンス菌」などの細菌が糖をエサにして酸を作り、歯を溶かすことで発生します。

この細菌は唾液の中に存在しているため、

・キス

・食器の共有

・飲み物の回し飲み

・スプーンや箸の共有

などによって人から人へ移ることがあります。

特に虫歯があるのに治療をしないで放置している方は、虫歯菌をたくさん保有している可能性が高いので注意が必要です。

虫歯を人へうつさないようにするためには、普段から正しいセルフケアでお口の中を衛生的に保ち、虫歯予防を意識することが大切です。

もし虫歯が出来てしまったとしても、虫歯が大きくなる前に早急に治療を行いましょう。

 

虫歯の人とキスをしたら必ず虫歯になりますか?

虫歯の人とキスをしたからと言って、必ず虫歯になるとは限りません。

虫歯になるかどうかは、

・お口の中の細菌量

・歯磨きの習慣

・食生活

・唾液の量や質

・定期的な歯科受診

など、さまざまな要因が関係しています。

普段から丁寧な歯磨きや歯医者での定期的なクリーニングを受けることで、虫歯の発症を防ぐことができます。

虫歯菌が残りやすい歯と歯の隙間や、かみ合わせの溝なども丁寧にケアを行い、さらに洗口剤も併用することをオススメします。

キス

 

 

 

 

 

 

子どもにキスをしたら虫歯になりますか?

お子様にキスをすると、虫歯菌がうつりやすくなるのは事実です。

しかし小さなお子様は、おもちゃを舐めたり、指しゃぶりをしたり、好奇心や歯がゆさから様々なものを口へと運びます。

子育て経験のある方は、一度はヒヤッとした場面に出くわすこともあったのではないでしょうか。

どんなに保護者の方で気を付けたとしても、幼稚園や保育園などの集団行動の中では防ぎきれる可能性は低いです。

虫歯菌を保有したとしても、上記の通り様々な要因がそろわないと虫歯は発症しません。

虫歯菌をお口に存在させないようにするより、正しい食生活をして歯磨きをきちんと行う、この意識が虫歯予防には重要です。

今しかできないお子様とのスキンシップを楽しみ、あまり神経質にならずに、普段から虫歯予防を意識して過ごしていただくといいでしょう。

 

虫歯菌に負けない強い歯質作りとは?

皆さんはお子様の歯と成人の歯、どちらの方が虫歯になりやすいと思いますか?

正解はお子様の歯です。

お子様の歯は成人の方の歯より水分量が多く、虫歯が一気に進行する特徴があります。

逆に成人の歯は虫歯になっても進行が遅く、明らかに歯が黒くなっていても症状がない方も多いです。

この違いは歯質の強さが関係しています。

歯質強化に一番高く効果を発揮してくれるのがフッ素です。

フッ素は市販の歯磨きジェルや歯磨き粉であれば500~1450ppm配合されています。

年齢やご自身の歯の状態に合わせて、最適な歯磨き粉を選択いただければ効率よく歯質強化をすることができます。

さらに虫歯のリスクの高いお子様の歯は、歯医者で高濃度のフッ素ジェルを塗布してもらえるので、ぜひ歯医者で一度ご相談くださいね。

フッ素歯磨き粉を積極的に取り入れ、歯質強化を普段から意識し、お子様から成人になっても虫歯になりにくいお口作りを行いましょう。

虫歯なし

 

 

 

 

 

 

お互いにお口の健康を守り予防しましょう

キスによって虫歯菌が移る可能性はありますが、それだけで虫歯になるわけではありません。

大切なのは、お互いのお口の環境を健康に保つことです。

「最近歯医者に行っていないな」「虫歯かもしれない」「お子様の歯が心配」という方は、この機会にぜひ歯科検診を受けてみてくださいね。

 

お口や歯のトラブルは京都市西京区・さかの歯科までご相談下さい。

WEB予約」からは24時間ご予約を受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

医療法人さかの歯科

〒610-1146

京都府京都市西京区大原野西境谷町2−14-13

洛西ニュータウン 境谷センター商店街内

TEL:075-331-7070

URL:https://sakanoshika.com/

Googleマップ:https://g.page/r/CfLjKV1yR4GCEAE