仕上げ磨き卒業はいつ?子どもの歯を守るためにできること
みなさんこんにちは!さかの歯科・副院長の坂野美恵です。
お子様の歯磨きは悩み事や心配がつきないですよね。
ちゃんと磨いているつもりなのに、歯医者さんで虫歯や磨き残しを指摘されると、どうして⁉と感じる方も少なくありません。
子どもの歯磨きは、成長に合わせてサポート方法を変えることが大切です。
特に6歳頃は、永久歯の「6歳臼歯」が生え始め、虫歯リスクが高まる時期でもあります。
今回は、「子どもの歯を守るために親が出来る事とは?」「仕上げ磨きって、いつまで続ければいいの?」「6歳臼歯が生えてきたけど、ちゃんと磨けているか心配…」
このようなお悩みに対してご説明いたします。

仕上げ磨きはいつまで必要ですか?
お子様の仕上げ磨きは、結論からいうと小学校中学年(9〜10歳頃)までは仕上げ磨きをしっかりしていただく事をおすすめします。
しかし、10歳過ぎたら仕上げ磨きをしなくてもいいといったわけではありません。
なぜなら子どもは自分で歯ブラシを持てても、細かい部分まで丁寧に磨くことが難しいからです。
そして虫歯も歯磨きが当たらないような細かい隙間を狙って進行していきます。
特に次のような部位は磨き残しが多くなります。
・奥歯の溝
・歯と歯の間
・前歯の表面
・生えかけの永久歯
・歯ぐきとの境目
さらに6〜9歳頃は乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」。歯並びが複雑で、汚れが溜まりやすい時期です。
まずは永久歯がしっかり生え揃うまでは、保護者の方の仕上げ磨きを行っていただくと、お子様の歯を守ることができます。

年齢別の仕上げ磨きのポイントとは?
仕上げ磨きのポイントを年齢別にご紹介致します。
0〜3歳
まだ歯が生え始めたばかりで、乳歯が順番に生え揃う時期です。
この時期は食べ物を保護者が管理できる年齢なので、虫歯リスクが高い食べ物の摂取も少なく虫歯になりにくい年齢です。
さらに唾液の分泌も多いので、唾液の力(自浄作用)による虫歯予防も自然とできる年齢です。
<歯磨き方法>
0~3歳のお子様は保護者磨きが基本です。
乳歯が頭をみせはじめたら、ガーゼやお口用ウエッティなどで拭いて清掃します。
歯の本数が多くなってきたら、乳児用歯ブラシと、うがいが必要ない歯磨きジェル(フッ素配合)の物を使用し、フッ素の力も借りて歯を守ります。
歯と歯の間が狭いお子様は、フロスの併用もおススメです。
4〜6歳
乳歯が全体的に生え揃い、意思疎通も取りやすくなる年齢です。
段々食べるものの種類が増えてきて、虫歯リスクが高い食べ物も好み始めるでしょう。
虫歯リスクが高まる時期で、虫歯を発見したら積極的に治療も考えていく年齢です。
乳歯の一番奥に6歳臼歯が生え始めてきます。
<歯磨き方法>
4~6歳のお子様は自分磨きと保護者の仕上げ磨きが必要になる年齢です。
まだ自分磨きでしっかり磨くことができないので、自分磨きは歯ブラシを使った、持ったというお子様の習慣づけが大切になります。
その後、保護者の方による仕上げ磨きを行います。
特に生え始めの6歳臼歯は虫歯になりやすいので要注意です。
積極的なフッ素配合オーラルケア用品の使用と、部分用歯ブラシなども使用し、工夫した歯磨きが必要となります。
7〜9歳
乳歯が抜けはじめ、永久歯と混在する時期です。(混合歯列期)
歯が抜けたり新しく生えてきたりと、歯並びが不純になりやすく、歯磨きも当てにくい環境なので注意が必要です。
さらに交友関係も広くなり、頻回におやつを食べる、だらだら食いが続くことで、虫歯のリスクも高まります。
この時期からは少しずつ自分磨きも正しい方法を身に着け、一人でも歯磨きがしっかりできるように自立に向けてお話を進めます。
しかしまだまだ磨き残しも多い年齢なので、保護者の仕上げ磨きが必要です。
<歯磨き方法>
混合歯列期の影響や、生えたての歯はまだ歯の質の形成が不十分なので虫歯のリスクも高いです。
フッ素濃度が950ppm配合された歯磨き粉を選択し、時間をかけてしっかり磨きましょう。
特に奥歯の頬側から裏にかけてに汚れが溜まる事が多く、虫歯になりやすくなります。
他にも噛み合わせの溝に食べ物がつまり、虫歯になるケースも多いです。
部分用歯ブラシを使用し、咬み合わせの溝や頬側の歯肉の境目、段差がある部分など丁寧に仕上げ磨きするのが虫歯予防のポイントです。
10歳頃〜
10~12歳頃を目安に永久歯が生えそろってきます。
この年齢は正しい歯磨き方法を習得し、1日3回自分でしっかり歯磨きできるのを理想とします。
しかし、親の目線が届かなくなると歯磨きの時間が短くなったり、しっかり磨き切れていない可能性も高いです。
保護者の方の声掛けや、できるのであれば仕上げ磨きを行うといいでしょう。
そして、歯医者でお子様本人がしっかり歯磨き指導を受け、自分にあった歯磨きを行う必要があります。
<歯磨き方法>
中学生ごろになればフッ素濃度が1450ppmの高濃度の歯磨き粉の使用がオススメです。
時間をかけてゆっくり丁寧に歯磨きを行い、歯列全体にブラシが届くように意識します。
さらに汚れが溜まりやすい部分を理解し、仕上げに部分用歯ブラシを使用したり、洗口剤の併用もオススメです。
どの年齢でもお子様の歯磨きは「一人で磨ける=十分に磨けている」ではないため、最後に保護者の方のチェックがあると良いでしょう。

子どもの磨き残しチェックのポイントとは?
子どもの歯磨きでは、「磨いたつもり」になっているケースが多くあります。
保護者の方は以下の部分をチェックしましょう。
・奥歯のかみ合わせ
・前歯の裏側
・歯と歯ぐきの境目
・歯並びが重なっている部分や生えたての高さが低い歯
・歯と歯の間
・歯の表面
さらに細かい部分までチェックできる染め出し液の使用も効果的です。
特に要注意!「6歳臼歯」は虫歯になりやすい
6歳頃に最初に生えてくる永久歯が「6歳臼歯(第一大臼歯)」です。
この歯は、乳歯の一番奥に生え、生え始めが低く見えにくいのが特徴です。
さらに咬み合わせの溝が深いので、食べかすが詰まりやすく非常に虫歯になりやすい歯です。
そして、お子様自身では歯ブラシが届きにくいため、磨き残しが増えやすくなります。
6歳臼歯は完全に生えきるまで高さが低いため、真上からではなく「横から」歯ブラシを当てるのがコツです。
さらに部分用の歯ブラシを使用して、届きにくい奥の歯までしっかりケアしましょう。
6歳臼歯が生えてきたら、必ず意識して歯ブラシを当てましょう。
仕上げ磨き卒業後はどうしたらいい?
年齢を重ねてくると段々お子様から「自分でやるから仕上げ磨きはしなくていい」と言われることがあるかと思います。
保護者によるチェックができない場合は、ぜひ歯医者にご来院下さい。
歯医者で歯科医師による口腔内チェックと、歯科衛生士による正しい歯磨き方法をお子様にお話させていただきます。
そして普段歯ブラシが当たりにくい部分や虫歯のリスクが高い歯も丁寧にクリーニングしておりますので、ぜひお気軽にご相談下さい。

子どもの歯の健康も歯医者にお任せください
生えたての歯はまだ水分量も多く歯の質が柔らかいので、大人の方の歯より子どもの時期の方が虫歯になりやすく進行しやすいです。
お口の中お虫歯菌を減らすためにも、お子様こそ短い期間での定期健診がオススメです。
お子様のクリーニングやお口の中の健康チェックも、お気軽にお問合せ下さい。
お口や歯のトラブルは京都市西京区・さかの歯科までご相談下さい。
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