舌のまだら模様や白い舌は大丈夫?口内炎や舌癌との違いとは
皆さんこんにちは!さかの歯科・副院長の坂野美恵です。
皆様は「舌が白い」「舌にまだら模様がある」「舌の口内炎がなかなか治らない」など、舌の異変に不安を感じたことはありませんか?
舌の見た目に変化があると「もしかして癌?!」と心配になる方も少なくありません。
今回は舌によく見られる症状や、癌の可能性についてご説明致します。

舌のまだら模様は異常ですか?地図状舌とは?
舌上のまだら模様は一般的に「地図状舌」と呼ばれることが多いです。
地図上舌とはストレスやアトピー、ビタミンB不足が原因で発生することがありますが、はっきりした原因は不明です。
痛みはほぼなく、感じたとしても多少ピリピリヒリヒリするといった軽い症状で済みます。
地図上舌の発生率は割と高く、完治するまでに数か月~数年かかることもあります。
特に体に被害の出るものではないので、経過観察で自然治癒を待つことが多いです。
舌の上が白く見える原因は他にもあるので、以下にご説明致します。

舌が白いのはなぜ?考えられる原因とは
舌の上が白い原因は以下の通りです。
舌苔(ぜったい)の沈着・蓄積
舌の表面には細かい突起(舌乳頭)があり、その隙間に汚れが溜まると舌の上が白く見えることがあります。
いわゆる「舌苔」と呼ばれる細菌の塊です。
舌苔はお口の中が乾燥していたり、口腔機能が低下している、著しくお口の中が不衛生になっている場合に沈着しやすいです。
舌苔付着が見られる場合は、専用の舌ブラシか歯ブラシで優しく舌の上をお掃除すると徐々に取れてきます。
口腔カンジタ症
舌の上が白く、ヒリヒリしたような症状がある場合は「口腔カンジタ症」の可能性もあります。
口腔カンジタ症とは、お口の中のカビ細菌が異常増殖し、口腔内の粘膜や舌上に白い膜が付着します。
原因は免疫力の低下や糖尿病などの基礎疾患の影響、お薬の副作用で発症します。
他にも口腔乾燥や、お口の中の衛生不良でも発症する可能性が高いです。
粘膜に付着した白い皮膜が、綿棒や歯ブラシなどで落とせるのが特徴です。
白板症
白板症とはお口の中の粘膜が白くなり、こすっても取れないのが特徴です。
白板症は前がん病変なので、放置すると口腔がんに変異する可能性もあります。
扁平苔癬
扁平苔癬とは白く網目状に現れ、痛みや出血を伴う病気です。
カンジタ症と併せて発症することが多いです。
お口の粘膜や口唇に現れることが多く、ごくまれに有棘細胞癌を発症する可能性もあります。
口内炎
舌に口内炎が出来た時も部分的に白くなる場合や赤くなる場合があります。
口内炎は痛みを伴うので、患者様も気付きやすく、口内炎の場所によっては飲食が不便になる場合もあります。
口内炎は数日~数週間で消失しますが、再発する可能性も高いです。

舌に口内炎ができたらどうしたらいいですか?
舌の口内炎は
・アフタ性
・カタル性(外傷性)
・ウィルス性
・ニコチン性
の4種類があります。
アフタ性口内炎とは
アフタ性口内炎は日常のちょっとした変化で発症しやすく、誰もが一度は発症の経験があるかと思います。
ストレスや疲れ、疲労による免疫力の低下、ホルモンバランスの乱れなどが原因で簡単に発症します。
食事のバランスが偏っていたり、ビタミン不足の場合も同様です。
強い痛みを伴い、通常は1週間~10日ほどで自然治癒します。
カタル性口内炎とは(外傷性)
カタル性とは物理的な刺激が長期的に粘膜や舌に加わることで、炎症が起き口内炎になる症状のことを言います。
主に虫歯の尖った部分、矯正装置による粘膜の傷、誤って舌を噛んた時や食事や歯磨き時に傷ついた場合に起こります。
水膨れのようになったり、赤くただれたりするのが特徴です。
カタル性口内炎の場合は、まず原因を絶つことが大切です。
虫歯で粘膜が引っかかるのであれば虫歯治療を、矯正装置が当たる場合はかかりつけ矯正歯科医に相談しましょう。
ウイルス性口内炎とは
ウイルス性口内炎とは、その名の通りウイルスが原因で起こる口内炎です。
代表的なウイルスは「ヘルペス」や「カンジタ」などです。
お口の中には常に口腔内常在菌がいて、ヘルペスは人や物からの感染、カンジタは口腔内常在菌の異常増殖で発生します。
ニコチン性口内炎
ニコチン性口内炎は喫煙により、上あごの粘膜に白い斑点が現れます。
ニコチンやタバコの有害物質が長期的に粘膜に刺激を与えることで発症します。
放置すると肥厚してくるのが特徴です。

舌癌の可能性はありますか?
舌癌とは舌にできる悪性腫瘍で、主に舌横に現れやすいです。
舌癌は鏡でも確認しやすいので、発見が早い事が多いです。
しかし、痛みを感じにくいので「口内炎かな?」と放置してしまうケースが多いのも事実です。
舌癌と口内炎の違いとは?
上記で説明したような口内炎の場合は、通常数日~10日で消失します。
しかし舌癌の場合は2週間以上経っても改善が見られません。
長期的に口内炎のようなものがある場合や、舌の色が白い場合は舌癌を疑う必要があります。
舌癌の症状とは?
舌癌の方によく見られる症状は以下の通りです。
・口内炎のようなものが2週間以上ある
・痛みがない
・舌にでこぼこした潰瘍がある
・舌にしこりがある
・舌から出血する、変な臭いがする
・舌の一部が赤い
・舌の一部だけ白い
・異常部分がだんだん大きくなる、広くなる
上記の症状がある場合は舌癌を疑う必要性が高くなります。
舌癌かも?と思ったらどうしたらいいですか?
舌の異常や舌癌が心配な時は、まずはさかの歯科までご来院下さい。
必要に応じて近隣の大学病院の口腔外科でご紹介できます。
舌の異常は判断が難しい部分がとても多いので、自己判断せずにまずは歯科医師にご相談ください。

気になる舌の異常もまずは歯医者でご相談下さい
舌のまだら模様や白さは、多くの場合は心配のいらないものですが、中には舌癌の可能性も潜んでいます。
可能性が低いにしても舌癌の場合であれば、早急な対処が必要になります。
舌の異常を見つけたら自己判断や長期的に放置せずに、まずははお気軽にさかの歯科までご相談ください。
お口や歯のトラブルは京都市西京区・さかの歯科までご相談下さい。
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