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親知らず講座の目次

【院長からのあいさつ


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親知らずが痛いのですが、どうしたらいいのか?
親知らずの抜歯は、とても怖そうなのですが、どうしたらいいのか?
いろんな疑問点も多いものと日常の診療で感じております。
日ごろ患者様よりよくご質問を受ける内容から、私なりにその疑問にお答えしたいと思い、この親知らず講座のページを作成させていただきました。
不明なところなどあれば、ご来院時にお気軽にご質問ください。


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親知らず(親不知)とは?

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【親知らず(親不知)とは?


親知らず(親不知)とは、「第3大臼歯」のことをいいます。
真ん中から数えて6・7・8番目の大きい奥歯のことを「大臼歯」というのです。
第1大臼歯というのは、いわゆる6歳臼歯のことで、これは6歳ごろに出てきます。
第2大臼歯は12歳ごろに出てきます。

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「親知らず」という呼び名の由来は、昔、「親が亡くなってから出てきたため」と言われています。また別名「智歯」とも言われています。これは「成人になって知恵がついてから出てくる歯だから」、という理由のようです。

多くの方は20代頃に生えてきますが、そもそも親知らずが先天的に存在しない場合、生えて来ない場合もあります。

きれいに生えることが少なく、歯磨きがうまくできず虫歯になったり、歯肉が腫れてしまったりすることが多いのです。自分では生えていないと思っても、歯肉の中に埋まっているケースもあります。

気になる方は、早めに歯医者さんへ相談することをお勧めします。






親知らずはどんなふうに生えてくるの?

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【親知らずはどんなふうに生えてくるの?


現代人のアゴの骨は進化して小さくなってきています。しかし、歯の大きさは昔の人とあまり変わってはいません。ですから、最後に出てくる「親知らず」は、出てきたくてもスペースが狭く、正常には出てこない場合が多いのです。

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図のように、一部分だけ頭を出しているだけであったり、斜めに傾いて出たり、アゴのなかで水平になったままのこともあります。

また、下の親知らずが正常に出てこない時、上の親知らずは正常であっても、上下がしっかり噛み合っていないため、どんどん上の親知らずが下がってきて、下の歯肉に当たるようになります。










親知らずが痛くなる原因

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【虫歯が痛い


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上顎 上額に多いのが、親知らずの位置が奥にあり、歯ブラシが届かないために起こる虫歯です。
下顎  下顎に多いのが、斜めもしくは横に生えているため手前の歯の間に入った食べ物を取れないためにおこる虫歯です。




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【智歯周囲炎で痛い


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親知らず(親不知)は、専門的に智歯ともいいます。親知らず(おやしらず)は、歯ぐきから十分に露出していません。歯冠部(普通の歯で、口腔内に露出している部分)は、エナメル質という組織で覆われています。つまり、私たちが普段、目にしている歯の部分とはほとんどがエナメル質の部分です。

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このエナメル質は、歯の1番外側を覆う組織なので、エナメル質と歯ぐきは接着していません。
言い換えると、親知らずがあるという状態は、歯ぐきと接着しないエナメル質が歯ぐきに食い込んでいることになります。
その結果、隙間ができ、そこにバイ菌などの汚れが入り、歯の周りの歯ぐきが腫れてしまいます。
炎症がもっとひどくなると、あごの下のリンパ腺や扁桃腺が腫れてきます。さらにひどくなると顔が腫れてきたり、、喉の方まで腫れて痛くなったり、口が1cmぐらいしか開かなくなることもあります。





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【対合歯ぐきが痛い


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下の親知らずだけが抜いてあると、上の親知らずが段々と出てきてしまい下の歯ぐきに当たる(食い込む)ようになってしまう場合があります。

この場合、上下の歯を合わせるたびに、対合の歯ぐきに親知らずが食い込んで、対合歯ぐきに痛みを感じます。








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【顎関節(あごの関節)が痛い



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上または下、片方だけの親知らずを抜いてある場合があります。左図は、上の親知らずが抜いてありますが、下の親知らずは抜いてありません。

歯は元々萌出しようとする傾向があるので、図の様に下の歯が上に出て行こうとします。

下の顎を前に出す際、上の7番の歯と下の8番の歯(親しらず)がぶつかり、スムーズに動かすことができません。

これにより、正常な咀嚼運動を阻害し、顎関節症や体調不良を誘発します。








親知らず(おやしらず)の特徴

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【親知らずの特徴


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特徴1.親知らずは磨けません
どんなに一生懸命に磨いても、親しらずは歯磨きがうまくできません。歯ブラシが届かないのです。したがって、虫歯や歯周病になる可能性が高くなります。また口臭の原因にもなります。

特徴2.虫歯になる
汚れがたまることによって、親しらずも、その手前の歯も虫歯になります。

特徴3.歯肉の炎症が起こる
親しらずが出てくるスペースがない場合には、変な方向に向かって出てくることが多く、歯肉がかぶったままになり、炎症を起こしやすくなります。

特徴4.歯周病の原因となる
親しらずの周りに汚れがたまることによって、手前の歯の周りの骨を溶かし、歯周病となります。

特徴5.手前の歯の根を溶かす
手前の歯の根を押した場合には、その押された歯の根は溶けてしまう場合があります。

特徴6.対合の歯ぐきを噛む
上の親しらずが出てくると、下の歯ぐきを噛むようになり、炎症や腫れの原因となります。

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特徴7.顎関節症になる
親しらずが手前の歯より出てくると、アゴの動きを邪魔するようになります。
そうなると、アゴの関節に負担がかかり、顎関節症となってしまう場合があり、注意が必要です。

親知らず(親不知)8.gif特徴8.歯並びを悪くする
親しらずが手前の歯を押すことによって、歯列全体の歯並びを悪くする場合があり、注意が必要です。



ただし親しらずが出てきたといっても、必ず抜かなければならないということではありません。抜歯には必ずリスクが伴います。ケースは少ないですが、神経麻痺を起こすこともあるのです。

抜歯の対処は、的確な診断と処置を行なうことがとても大切です。







親知らずを早く抜いほうがいいの?

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【親知らずを抜かなくても良い場合


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◆ きれいに生えてきて、歯磨きにも問題がない場合
◆ 一部だけ生えてきて、他の歯に悪い影響を及ぼしていない場合
◆ 完全に骨の中に埋まっていて、問題が起こる可能性が低い場合
◆ ブリッジの土台として利用できる場合
◆ 腫れや違和感が少しの場合
◆ 充分に歯磨きができている場合


 


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【親知らずを早く抜いた方がいい場合


悪い影響を及ぼしている場合または及ぼす可能性の高い親知らずは「できるだけ早く抜いた方がいい」のですが、それには理由があります。


親不知、親知らず2..jpg早く抜いた方がいい理由とは?
◆ 虫歯や歯周病が悪化してしまう前に対処した方が良い
※虫歯や歯周病が悪化すると、修復はできても完全に元には戻りません。
◆ 虫歯や歯周病が悪化すると、他の歯まで失う可能性が高まる
◆ 年齢が若い方が、抜歯後の回復がよい
◆ 虫歯や歯周病が悪化すると、麻酔が効きにくい場合がある
◆ 抜く時期が遅いと、抜くこと自体が大変(長時間の処置が必要になる)になる場合がある

しかし、そもそも抜いた方がいいのか、抜かなくても良いのかの診断は、歯医者さんでレントゲン撮影をして、歯科医師の診断を受けなくては分かりません。

気になるようであれば、お早めにご相談されることをおすすめします。






親知らず(親不知)治療の手順

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【親知らず治療の手順


さかの歯科の親知らず(おやしらず)の処置手順をご紹介します!
「ちょっと気になるから相談してみようかな」という方は、ご参考下さい!

手順1.レントゲン写真撮影&診査・診断を行います

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まずは、診断のためにレントゲン写真を撮影します。その後、今までの経過や現在の状態などをお聞きし、お口の中を拝見して親知らずの状態、歯肉の状態を確認します。そして、レントゲン写真と診査に基づいて必要な処置を判断します。

ここでのチェックポイント
◆  親知らず(おやしらず)を抜歯する必要があるか、そのまま経過観察にするかの判断をします。
◆ 親知らず(おやしらず)の歯の根元が顎の神経に近くないかどうかを確認します
 (安全に処置をするために重要)
◆ 親知らず(おやしらず)の根っこが二股に分かれていないかどうか
  (分かれている場合、時間がかかることがある)
◆ 歯の角度をチェックします(抜く難易度が角度によって変わります)



手順2.診査・診断に基づいての説明  

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診査・診断に基づいて、説明を行います。 親知らず(おやしらず)を抜くべきか、経過観察するべきかを説明をさせて頂きます。不安な点や、不明点があればお気軽にご相談下さい。

 親知らず(おやしらず)の抜歯の処置を行う場合には、今後の治療の流れや、処置内容と大体の処置時間をお伝えします。症例によっては、この段階で京都大学病院や三菱京都病院へご紹介することとなります。(より安全を期す必要がある難症例の場合には、病院をご紹介します。)



手順3.歯ぐきや歯の状態を整えます

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抜歯を行う前に、まずは歯の消毒や歯ぐきの洗浄を行って、歯や歯ぐきの状態を整えます。

虫歯があるときには、歯の消毒を行い、痛みの出ないようにします。

また歯ぐきに炎症があると、抜歯をしたときに出血が多くなったり、ばい菌に感染しやすくなるためです。また、処置後の治りが悪くなる場合があるためです。

面倒に感じるかもしれませんが、安全に処置をするためにはとても大切なステップです。



手順4.当日の体調確認&再度歯ぐきのチェック

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抜歯の処置を行う前に、当日の体調確認(気分が悪くないかなど)を行います。
※体調がよくない場合には、無理に治療を行わず後日のご予約をお取りします。

体調が問題ないようであれば、再度歯ぐきのチェックを行ってから治療に入ります。



手順5.痛くない治療のための麻酔

『歯を抜く』と聞いて、最も心配なのが痛みですよね。当然、痛みが出ないように麻酔をしますが、この麻酔自体も痛くないように、さかの歯科では無痛治療をしています。不安があれば、お気軽に院長またはスタッフにお伝え下さい。
                        無痛治療の詳細ページへ



手順6.抜歯の処置

診査診断、清掃状況や体調の確認を終え、満を持して抜歯処置に入ります。

症例によりますが、簡単なものだと5分もかからないケースも多くあります。時間がかかる場合でも、20分以内に終わるケースがほとんどです。

なるべく患者様の負担が少ないような処置を心がけていますので、どうぞご安心下さい。







親知らず抜歯後の注意点

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【抜歯後の注意点は?


下記は、抜歯後の注意点です。親知らずに限らず、抜歯後の注意点はほとんど同じです。ただ、不安なことがあったり、痛みが引かない場合には、当院へご連絡下さい。

手順1.抜いた日は安静にして下さい

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歯を抜くと出血し、その後にかさぶたになります。
歯を抜いた直後は出血しやすくなっているので、アルコールの摂取、激しい運動、長時間の入浴は避けましょう。そうすると血行が良くなってしまい、出血しやすくなってしまいます。
またタバコは、傷口の直りを悪くしますので、控えてください。

手順2.抜いた部位は触らないで下さい

舌や食べ物、水などで、歯を抜いた穴に触れないように、なるべく気をつけて下さい。かさぶたが気になるかもしれませんが、剥がしてしまうとバイ菌に感染してしまう恐れがあります。(注意していれば、過度に怖がる必要はありません。)

手順3.うがいは行わないで下さい

激しくうがいをしてしまうと、かさぶたができなくなってしまいます。また、かさぶたができても取れてしまうことがあります。ですので、うがいは24時間は行わないで下さい。歯磨きの際は傷口を避けて磨いてください。

手順4.腫れた時の対処法

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抜歯を行うと腫れることがあります。腫れるのは普通の人間の反応なので、。薬を飲んで安静にしていれば心配いりません。

下顎の歯を抜歯しえた際に腫れることが多いです。もし腫れた際には、保冷剤などを使って軽く冷やすと腫れる度合いを少しは減らすことが出来ます。(冷やしすぎにご注意ください。)

手順5.出血が止まらない場合には 

ガーゼや丸めたティッシュを噛むと、30分程度で出血が止まる場合がほとんどです。長時間止まらない場合には、ご相談下さい。





1 入れ歯・義歯

  1. 入れ歯・義歯の目次

2 自費の入れ歯

  1. 金属床義歯 
  2. 磁石式入れ歯
  3. シリコーン義歯 
  4. コンフォート義歯 
  5. ノンクラスプ義歯
  6. 金属床 + 磁石
  7. 金属床 + ノンクラスプ

3 磁石式入れ歯

  1. 磁石式入れ歯
  2. 従来の入れ歯を磁石式入れ歯にできますか?
  3. 歯が2~3本残っている方へ
  4. 歯が0本の方へ
  5. 「インプラント・磁石式入れ歯」と「通常の入れ歯」の違い
  6. 磁石式入れ歯の治療の流れ

4 入れ歯の特徴

  1. 自費の入れ歯
  2. 保険の入れ歯 
  3. 総入れ歯と部分入れ歯

5 予防歯科

  1. フッ素
  2. シーラント
  3. 各国の定期検診率
  4. 定期メンテナンス(おとな編)
  5. 定期メンテナンス(お子さま編)

6 親知らず

  1. 親知らず講座の目次
  2. 親知らず(親不知)とは?
  3. 親知らずはどんなふうに生えてくるの?
  4. 親知らずが痛くなる原因
  5. 親知らず(おやしらず)の特徴
  6. 親知らずを早く抜いほうがいいの?
  7. 親知らず(親不知)治療の手順
  8. 親知らず抜歯後の注意点

7 小児歯科(こども歯科)

  1. 小児歯科(こども歯科)講座の目次
  2. フッ素
  3. シーラント
  4. 定期メンテナンス(お子さま編)
  5. サホライド

8 求人情報

  1. 歯科技工士さん募集中!京都市西京区のさかの歯科で働きませんか?
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