欠損・破折による骨吸収

歯を失うと、骨が減っていく!!

歯は上の図のように、「歯槽骨(しそうこつ)」と呼ばれる骨で支えられています。 実は、歯が抜けてしまうと、残された歯槽骨も少しずつ無くなっていきます。このように骨が少なくなっていくこと「骨吸収」といいます。
人間の身体は「使われない部分は衰える」という性質をもっています。例えばスポーツをされていたかたが、それを辞めてしまうと急激に筋肉が衰えるのと同じように、歯を支えている骨(歯槽骨)も歯が抜けてしまい、力(機能圧)がかからなくなると、少しずつ衰えていきます。
抜けたままの歯を放置しておくと、どんどん骨が無くなっていき、口の周りのシワなどの原因にもなりますので注意が必要です。

歯が折れたり、ヒビが入ると骨が溶ける!!

折れた歯や、ヒビが入った歯をそのままにしておくと、骨が減ってしまう原因になります。これは、折れた部分やヒビが入ったところに細菌が入り込み増殖することで、これらの細菌が歯を支える骨を溶かしていくからです。

折れた歯や、ヒビが入った歯を見つけたら、放置せずに早めに対処する必要があります。