食いしばり・歯ぎしり
無意識に食いしばり・歯ぎしりしていませんか?
人は誰でも力を入れるときに歯を食いしばります。こうした一時的な食いしばりはさほど大きな問題にはなりません。
しかし、力を入れる必要のない日常の何気ない場面で、 無意識のうちに歯を食いしばったり、睡眠中はもちろん、日中も歯ぎしりをしてしまっている方がいらっしゃいます。これらはお口のなかに様々な問題を引き起こします。
食いしばり・歯ぎしりが引き起こす様々なトラブル
① 歯がすりへる(咬耗・こうもう)
② 歯が折れる(破折・はせつ)
③ 歯が傾く、移動する
④ 治療した装着物が壊れる
⑤ 知覚過敏でしみる(→後日詳しいページで)
⑥ 歯を支えている歯の骨が溶ける(→後日詳しいページで)
⑦ 楔状欠損ができる(→後日詳しいページで)
食いしばり・歯ぎしりの治療法
1.まずは常にしっかり意識しましょう!
そもそも、上下の歯は普段は接触していないのが正常。
しっかり意識すれば、「今、上下の歯が触れているな」と気づくことができます。そんなときは大きく深呼吸して、リラックス!そして歯が接触しないよう意識しましょう。これを繰り返し「食いしばらない習慣」をつけることが大切です。そのほかにも様々なトレーニング法があるのでご相談ください。
2.スプリント・かみ合わせ調整も有効です
「スプリント」というマウスピースタイプの装置で強制的に接触させないようにする方法があります。また、上下の歯のかみ合わせが原因と考えられる場合には、かみ合わせの調整で対応できることもあります。症状や歯の状態によって対応の方法も変わりますので、詳しくはご相談ください。