経過を観察する
開院して18年目にもなってくると、5年ぶり、10年ぶりの患者さんが時々来院されます。
虫歯を放置した場合はまた別ですが、年齢が高くなってくると、食生活の習慣がよほど変わらない限り、突然虫歯が多発するケースは少ないといえます。
ただし、歯周病に関しては、歯肉の炎症がかなり進行してしまっているケースは、結構よく見られます。
歯がグラグラしてからでは手遅れで、治療も大変であることを再度お話します。
「歯」はもちろんですが、「歯肉」にも目がいってしまうのが、私たち歯科医師です。逆に患者さんはどちらかというと「歯」のほうに目がいっている方が多いように思います。
いずれにせよ、長い経過を見ているからこそ、見えてくることがあります。
歯科医師の諸先輩方の症例発表を見る機会がありますが、10年、20年、それ以上の経過を辿っている歯科医院があり、本当にすごい、と感動する時があります。
さかの歯科を開院して18年目ですから、18年経過した患者さんが最長です。
長く経過を観察できることによって得られる貴重な経験を、スタッフと共有していければと考えています。
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