歯石を取った後にもしみる? 

歯周病の治療を進めていく途中にしばしば、知覚過敏(冷たいものがしみたり、歯ブラシで触れたときにピリッとしたり)の症状が出ることがあります。

 

歯石を落とすこと、つまり歯の表面に付いているカバーを除去するため、歯に直接刺激が加わることで症状が発現する(歯石除去直後から発現)場合と歯石を除去した後しばらくしてから症状が発現する(数日~数週経過後)場合があります。

 

どちらの場合も、歯の表面から薬物を塗布することで症状は消退しますが、歯石除去後しばらくして症状が出る場合は、ブラッシングの改善も合わせて必要です。

 

ブラッシング指導を受けて熱心に歯みがきをするあまり、歯の表面のエナメル質が摩耗してしまうことが原因です。

 

特に歯磨き粉をつけて長時間ブラッシングすると、この傾向が強く出てしまいます。

 

歯磨き粉の中の研磨剤の粒子が大きければ大きいほど、また、研磨剤の配合量が多ければ多いほど歯の磨耗は進んでしまいます。

 

まずは歯磨き粉を使う時間を短く(歯磨き粉をつけずに丁寧なブラッシングで隅々まで歯垢を落とした後に歯磨き粉をつけて全体をさっと磨く程度。)、使う歯磨き粉はごく少量(ブラシの毛束の先端4分の1以下)この2点は必須!

 

後はブラシを当てる強さを弱く(毛先が開かない程度)、ブラシを動かす幅は出来るだけ小さく(2~3ミリ)が基本です。

 

ブラッシング時に水ではなくぬるま湯を使うことも効果的です。

 

歯周病の治療は、歯を支えている組織の炎症の改善を目指すものです。

 

しみるからといって治療(ブラッシングやクリーニング)を中断・放置するとまた元の炎症のあるハグキに戻ってしまいます。

 

歯周病治療の途中に出る知覚過敏症状もきちんと対処すれば抑えることが可能です。

 

「しみるから、もうクリーニングはしなくていい・・・。」治療のゴールが見えていないとそう思ってしまいます。

 

『歯周病を完治させたいという思い』乗り越えるべき山はいくつもありますが、患者様の思い、我々の思い、両者が同じ方向を向いた時に

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